コラム一覧

  • これからの10年に向けて、「リセット発想」を!

    2010年の総括して思うことは、今年ほど外食企業や飲食業態に対する評価のモノサシが揺らいだ年はない、ということだ。大手居酒屋チェーンは低価格競争に走り、居抜き出店ブームは街中にパクリ店"を氾濫させた。一度、既成概念をリセットし、新たなスタンダードづくりに向けて、価値観の再構築を図る必要があるのではないか。"…
  • 2011年のキーワードは「ネクストQ」

    ようやく大手外食専門誌が「価格から価値へ」という特集を組むほど、業界には「価値志向」が高まってきたが、私はあえて宣言したい。「もはや価格でも、価値でもない!」と。2011年のキーワードは、「ネクストQ」である。…
  • 空洞化する「ミドルアッパー」業態を狙え!

    これからの飲食マーケットは、低価格居酒屋を中心とする「ボトムゾーン」がさらに拡大する一方、「価値軸」をベクトルとして「プチアッパーゾーン」「ミドルアッパーゾーン」にビジネスチャンスがシフトするのではないか...。…
  • 「低価格居酒屋」最終戦争の行方は?

    「低価格居酒屋ブームは2011年も続くのか?その競争先に何があるのか?」。昨日も某テレビ局から、このような取材が入った。そろそろ飽きられてきたとも見られる低価格居酒屋マーケットはどこへ行くのか?…
  • 「都中(となか)繁盛店」成功の秘密

    東京都心でもない、都下でもない都中(となか)エリア"で大繁盛店として注目されている店がある。それらは小商圏マーケットの中で独り勝ちし、圧倒的な地域一番店となっている。"…
  • 「居酒屋」の原点回帰が始まった!

    低価格時代を迎えて、総合居酒屋を展開するチェーン店が新たな業態を模索する動きが続いている。外食不況が続く中、居酒屋チェーンはどこへいくのか?いま「居酒屋とは何か?」を改めて考えてみた。…
  • “ガッツリ系”の「ワイン食堂」増殖中!

    "カジュアルリッチ""プチリッチ"志向を背景に、ワインバル業態が多様化しているが、ここにきて"バル""バール""酒場"業態ではなく、"ガッツリ系"の料理×がぶ飲みワインを軸とした「ワイン食堂」業態の店が急増している。…
  • 外食業界にも「エクスペリエンス」の発想を!

    外食業界不振に関するニュースが相変わらず多い。均一価格"に代表される低価格路線が限界に来ているのだろう。もう安いだけの店には、魅力を感じない。高付加価値路線に舵を切り替えるときが来た。その切り札として、「エクスペリエンス」というキーワードをあげたい。"…
  • 「DD劇場」の第二幕が開く!

    明日29日、ダイヤモンドダイニング(DD)の経営目標だった100業態100店舗展開"達成の100店舗目の店が同時に5店舗オープンする。昨日はそれを記念した盛大なレセプションが開かれ、松村社長ほか役員、幹部社員一同が同社らしいユニークなパフォーマンスで客を迎えた。"…
  • 多様化するプチ・リッチな「ワインバル業態」

    カジュアルリッチ"が飲食マーケットのキーワードになってきたが、その波に乗って、日常生活のなかで手の届くちょっとした贅沢、"プチ・リッチ"ニーズを捉えた「ワインバル業態」が急速な広がりを見せている。"…
  • 外食上場企業の使命とは…

    大阪証券取引所が運営する新興企業向け市場のジャスダック、ネオ、ヘラクレスを統合した新「ジャスダック」市場が12日発足し、取引を開始した。それを機に、外食ベンチャー上場企業の株価や時価総額を調べてみたが、低迷を極めている。この先、どうなるのか?…
  • 本当の「オンリーワン」とは?

    外食業界のニューリーダーといわれるダイヤモンドダイニングの松村厚久社長と、松村さんの盟友であるエイチワイシステムの安田久社長と昨日、徳島の鳴門のホテルで熱く語り合った。混迷する外食業界を切り拓くキーワードは何か?それは、「オリジナリティ」を超える究極の「オンリーワン」である。…
  • 「地方の飲食店」が生き残る道

    B級グルメ"や"地方ブランド食材"が盛り上がるなかで、埋もれてしまっているのが地方の飲食店。地方活性化が叫ばれる一方で、地元の飲食店は厳しい環境に耐えられず、閉店や廃業も後を絶たない。どうすれば、生き残れるのか...。"…
  • 「地産東消」から「地産東売」へ

    飲食店の"産直コンテンツ"が進化している。東京の飲食店が、産直食材ブランドをメニューに 打ち出したり、直接産地とコラボレーションして東京での消費を目的とする「地産東消」型から、地方の名店や生産者、自治体が産地ブランドコンテンツを引っさげて東京に進出し、その産地 特有のブランドを発信し、物販も含めた新たなビジネスを展開する「地産東売」ともいうべきス テージへと進化してきたのだ。…
  • 「銀座三越」レストラン街の読み方

    銀座三越が9月11日リニューアルオープンし、大きな話題となっている。レストラン街も一新、百貨店というより、銀座の新しい商業施設内飲食テナント街として見たとき、どんな位置付けができるのだろうか。…