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アジアレストラン&バル「DAY TRIP ASIA」
元”DD6人衆”薬師寺祥行氏の独立1号店

観葉植物の豊かなグリーンが映える白色基調の外観
入口左側には全12席のテラスが広がる。店舗デザインはデザインレーベルの森田篤史氏だ
海老と豚肉もやしがたっぷり入ったベトナムのソウルフード「バインセオ(ベトナムお好み焼き)」1300円(税抜)。ハーフや大盛り、パクチー抜きにも対応する
スパイシーな挽肉とともに野菜やハーブをたっぷりと使った「おすすめアジアンハーブまぜご飯」(950円)。薬師寺氏がベトナム現地のレストランで食べた味をアレンジしている
オーナー薬師寺祥行氏は1968年生まれ。「やりたい店のアイデアはまだまだ沢山あります」と笑顔を見せる

京王井の頭線神泉駅から徒歩約5分。旧山手通りに合流する細い路地に、8月19日ベトナム・アジアンレストラン&バル「DAY TRIP ASIA(デイ トリップ エイジア)」がオープンした。オーナーの薬師寺祥行氏は、多彩なコンセプトレストランを国内外に展開する一部上場企業ダイヤモンドダイニング(東京都港区、代表取締役社長 松村厚久氏、以下、DD)の常務取締役を務めた人物。創成期から同社を支え、その辣腕ぶりから”DD6人衆”の1人とも称された同氏がこの度独立し、個店のオーナーに転身。海外駐在時代、あらためてその魅力を再認識したという東南アジア料理を全面的に打ち出したレストラン&バルで、新たな挑戦に踏み出した。

小さな公園に面していることもあり、大通りのすぐ近くとは思えないほどゆったりとした雰囲気が漂う同店。入り口には観葉植物を飾った白色基調のテラスが広がり、ひときわ南国ムードを醸し出している。「なかなか思うような物件が見つからず、退社から店の開業まで3か月ほどの期間を要しました。本当はもっと早く出店したかったんですが」と語る薬師寺氏は、独立の経緯についてこう説明する。「長い間、大きな規模で売り上げや店舗数を采配するフィールドにいましたが、ひとつの店を1から10まで自分一人で切り盛りする個店には、またそれとは違ったやりがいがあります。前の会社では、様々な経営者の方とお付き合いさせていただきましたが、松村(DD代表取締役社長)を含め、皆さん揃ってイキイキされているのが眩しかった。だんだん自分も同じステージで挑戦してみたいと考えるようになりました」。

30代の前半はユージーグローイングアップに勤務し、エスニック料理を提供するコンセプトレストランの営業に携わってきた薬師寺氏。ダイヤモンドダイニング時代には海外担当として2015年にシンガポールに赴任。同国や東南アジア各国を頻繁に訪れるなかで、まだ日本では知られていない現地の屋台料理やソウルフードの魅力を再発見したという。「DAY TRIP ASIA」のコンセプトは”美味しい料理で一日アジア旅行”。業態開発のポイントについて「ただ好きだという自分本位な理由だけでなく、マーケットを見て今が東南アジア料理の出店契機だと感じた」(薬師寺氏)と説明する。野菜がふんだんに使われ、お腹いっぱい食べても罪悪感のないヘルシーさで女性に人気のベトナム・東南アジア料理は、今が出店攻勢の契機という判断だ。

シェフには原宿の「カワイイモンスターカフェ」など様々なレストランの立ち上げにコンセプトメイクから参与してきた深川喜代人氏を迎える。「僕自身が料理をできないからこそ、ラインナップとクオリティには特にこだわりたい」(薬師寺氏)と語るメニューは、「ゴイ・クン(エビ・豚肉のベトナム生春巻き)」(900円)や「さっぱり鶏肉のフォー・ガー」(750円)「バインセオ(ベトナムお好み焼き)」(1300円)といったベトナム料理中心。いずれも野菜やハーブをたっぷり盛り込んだ皿で、主客層である近隣住民やオフィスワーカーなど20代後半から50代までの女性客にアピールしている。そのほか「海南鶏飯」(1100円)「パッタイ」(850円)「トムヤムクン」(1200円)など各国の人気メニューに加え、「ベトナムレバーパテ」(350円)といったアジアンタパスや、炒め物、蒸し物、焼き物各種を幅広く約40種用意。ドリンクにはシンガポールを代表するタイガービールのドラフト(750円)に加え、東南アジアのボトルビールを5種類用意。ベトナム焼酎「ルアモイ」「ネプモイ」(各600円)を用意するほか、焼酎割にも合う「蓮茶」(500円)、「パクチーサワー」(700円)や「パクチーモヒート」(850円)などのオリジナルアルコールメニューを取り揃えている。また、この先は冬場に向けた火鍋メニューの充実や、ベトナム風サンドイッチ「バインミー」のテイクアウトも計画しているという。

今後は同店での反応を見定めながら、年内に法人化し、あと2店舗の出店を計画する。恵比寿や代官山といった渋谷区内の街だけでなく、中目黒、自由が丘、三軒茶屋など、ターゲットにする高感度な女性客のペルソナが合致するエリアを選んで出店していく予定だ。安泰な出世街道をひた走る管理職から、個店の経営者へ。「予想はしていましたが、個店のマネジメントは大変ですね。お役所への手続きなど、やらなくてはいけないことが無数に待っている。でもそれが新鮮です。僕自身がマーケットがあると感じ、提案する業態で、スタッフの料理を食べてお客さんがそれを受け入れ、美味しいといってくれること。これ以上リアルにうれしいことはありません。知らないことも僕にはまだ沢山あるし、もっともっと成長したい。挑戦したいことは沢山あります」と語る薬師寺氏。今後6年以内に50店舗出店を目標に掲げ、オリンピックを迎える2020年までを目途に、ファストフードなど居酒屋以外の業態への挑戦も視野に入れているという。

(取材=中村 結)

店舗データ

店名 DAY TRIP ASIA(デイ トリップ エイジア)
住所 東京都渋谷区神泉町9-12 1F
アクセス 京王井の頭線神泉駅徒歩5分
電話 03-6455-1963
営業時間 ランチ 12:00~14:30(L.O.14:00)、ディナー18:00~24 :00(L.O.23:30)
定休日 なし
坪数客数 15坪・32席(店内20席/テラス12席)
客単価 ランチ1000円、ディナー4500円
関連リンク DAY TRIP ASIA(FB)

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