学芸大学に「目黒 三谷」がオープン。芝浦で仕入れる朝挽き肉がウリの炭火居酒屋、DDやオーイズミフーズ、TBIを経験した若手オーナーの創業店

立地の強さもあり、連日予約で満席。関わる人を幸せにする組織づくりを目指す

2023年の年末にドタバタとオープンし、２か月ほど。「感度の高い層に来てほしいから」とあえて目立つ看板は掲げていないが、狙い通り立地の強さから注目度は高く、現在はInstagramのDMからの予約だけで満席になる状態が続いているという。「両手に武器を持つことは大事。右手に強い物件、左手に鮮度抜群の肉。この2本柱が功を奏したのではないでしょうか」と曽我氏は話す。

「僕は飲食業界を変えたいといった大きなことは言えません。ただ、関わってくれた人が幸せになる会社づくりをしていけたら」と曽我氏。まずは3店舗ほど飲食店を展開し、安定的に利益を出せる組織づくりを目指す。その後も「souzouという社名の通り、楽しいこと、格好いいこと、自分達のやりたいことを“創造”していきたい」とほほ笑む。

今後の出店は今回のように商店街立地にこだわるという。「僕の実家は商店街で、道を歩けば知り合いに声をかけてもらえるようなあたたかい環境で育ちました。また、学生時代のアルバイトしていた商店街にある店では、元気な接客を意識し始めたら、周りの飲食店も真似して、街が活性化されていったという経験があって。その時、飲食店は街を元気にすることができるんだ、と実感しました。近年はシャッター街となった商店街も多い。そういう場所も、飲食店から元気にできたらいいですね」と話す。

souzou代表の曽我翔太郎氏と、シェフの菅原和澄氏

（取材＝大関　まなみ）

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