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学芸大学に「目黒 三谷」がオープン。芝浦で仕入れる朝挽き肉がウリの炭火居酒屋、DDやオーイズミフーズ、TBIを経験した若手オーナーの創業店


広告頼りの集客手法よりも、飲食店の本質が試される土壌が整ったことで独立を決意

様々な経験を積みながら「いつか独立したい」と考えていたものの、一時は「飲食店をやることは世の中のためにならないのではないか」と葛藤していたこともあるという。このタイミングで独立を決意したきっかけは、コロナ禍での世の中の変化だそう。「コロナ禍を経て、これまでTBIをはじめ多くの飲食企業が行っていた、グルメサイトなど広告媒体に課金して集客する手法が通用しにくくなってきた。消費者のネットリテラシーが上がり、広告はすぐに見破られてしまう。その分、本当に美味しい料理、しっかりとした接客といった飲食店の本質が評価されるようになったと感じている。飲食店は利益率も低いし、まだまだ労働環境もよくない。広告にお金をかけて人件費や原価を抑えていては、スタッフは疲弊し、お客様に価値を還元できない。これは誰のためにもなっていないのではないか、と考えていた時期もありました。コロナ禍で本当にいい店が評価されるようになった今なら、自分が思う店をやれる!と決意しました」。

「大切なのは好条件の物件を確保すること」と曽我氏。TBI時代の経験から、物件選定だけは間違ってはいけないと考え、こだわって探し続けた。地元祐天寺に近い東横線の中目黒~自由が丘で探し続け、見つけたのが同物件だ。「駅から近く賑わいのある商店街の中。角地にあり視認性は抜群。家賃は安くないですが、このファサードは月間にして15万から20万円の広告費に相当すると考えると割安だと思いました」。当然ながら申込は殺到していたそうだが、曽我氏自ら物件オーナーに思いをぶつけ、熱意が伝わり無事契約となった。

曽我氏に加えて26~31歳の同年代の仲間の計4人で、可能な限りDIYで仕上げた店内。2階建てで、1階は炭焼き台を囲むカウンター。自ら内装を手掛けたのは開業資金に限りがあったこともあるが、スタッフも店への愛着が沸くようにとの狙いだ

2階はテーブル席を置く。古さを生かし、アンティークの家具などを配置した

店舗データ

店名 目黒 三谷
住所 東京都目黒区鷹番3-14-6

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アクセス 学芸大学駅から徒歩1分
電話 03-6312-2261
営業時間 【月~金】18:00~24:00【土日】18:00~翌2:00
定休日 不定休
坪数客数 8坪14席
客単価 5000円
運営会社 株式会社souzou
オープン日 2023年12月29日
関連リンク 目黒 三谷(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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