元住吉で野菜巻き串がウリの人気居酒屋「さぁいこうか!!」が、2号店となる大衆酒場「立呑み さぁいこうか!! 自由が丘店」を美観街にオープン！

教師時代の経験が生きる‟人たらし”なコミュニケーション術

逆井氏が運営する店のレビューを見るとわかるが、味の良さと同等にスタッフの接客評価が高いのが強みだ。元教師ならではの人間関係の構築メソッドが、自店のスタッフだけでなく、地元民をも巻き込んで、地域に貢献できる店に押し上げる。今回も、自由が丘の地で新たな店を開店するにあたり、商店街や組合の人々との関りを重視。現在は青年部にも所属し、街と店が協力して地域を盛り上げる働きかけを率先して行う。

2022年にDLEから独立し、学芸大学の「薄田商店」を委託経営という形で引き継いだ逆井氏は、1年後に、薄田商店の看板メニューであった野菜巻き串をメインに‟１日分の野菜がとれる”をキャッチフレーズにした「野菜巻き串と肉刺しと下町のお酒『酒場さぁいこうか‼元住吉店』をオープン。さらに1年半後の2024年1月に、2号店となる自由が丘店開店と、店舗展開はハイペース。学芸大学も元住吉も15坪で着席スタイルだが、自由が丘店は半分の敷地で立呑み、という新しいチャレンジ店舗だ。

もともと、焼きとん店の跡地を偶然のタイミングで居抜きで獲得し、外装、内装、設備投資は大幅に抑えた。自由が丘ならば、東急東横線だけでなく目黒線も利用圏内なので、新しい客層がつかめるだろうという狙いがあり、駅から徒歩3分以内、10坪前後で坪単価5万以内の店舗をずっと探していたという。一時間に2000人が行き来するという美観街の周辺の店の看板を参考にし、店名の前に「野菜巻き串　旨塩唐揚　大衆酒場」と、自店の看板にもウリの商品名を並べてアピールした。

壁のPOPやテーブルに置かれたおしぼりに、手書きのひと言メッセージを添えて、おもてなしの心を演出している

店舗データ