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「お酒と旅する和酒bar」をコンセプトに、月ごとに全国の地酒とつまみを提供する「酒と肴 シンメ 神田」が開業。Globridge卒業生、新橋での創業からわずか1年で2店舗目を出店

8月18日、神田に「酒と肴 シンメ 神田」が開業した。運営するRopes(東京都港区)の代表・金江夏美氏はGlobridge(東京都港区、代表取締役:大塚誠氏)で7年半勤務後、2022年9月に「和酒bar シンメ 新橋」を開業し独立。同店は坪月商50万円以上を売る人気店へと成長し、今回、創業から間もないながら2店舗目を出店した。店舗は「お酒と旅する和酒bar」をキャッチコピーに、1ヶ月ごとにテーマとなる都道府県を決め、その土地の地酒と、地の食材や郷土料理を提供する日本酒居酒屋だ。お客の口コミを促進しやすいコンセプトメイキングが功を奏し、着実に顧客を増やしている。


大学卒業後はGlobridgeで7年半にわたり活躍。店長職・マネージャー職を経て独立開業

JR神田駅南口の改札を出てすぐ、数多の飲食店が並ぶ通りの入口で「酒と肴 シンメ 神田」へと誘う看板と出合う。「駅チカでウチの店だけの専用階段、というところが物件選びの決め手でした」と、オーナーの金江夏美氏。空中階という選択ではあるが、それゆえに1名客がゆっくり飲める空間となっていて、繁華街ゆえの賑やかな店舗が多い神田において独自の風情を醸し出している。

金江氏が飲食業に携わったきっかけは大学時代のアルバイトだ。「当時働いていた居酒屋がとてもアットホームで。『人と関わる仕事って素敵だな』と思ったんです」。その後の就職活動も飲食業に絞って探し、入社を決めたのがGlobridgeだ。同社は当時、既存店の業態変更や新規店舗の立ち上げに力を入れており、金江氏も入社直後でありながら店舗の運営を任されることになる。新橋の牡蠣と日本酒の居酒屋「こだはる」の立ち上げに携わり、店長として活躍。以後、マネージャーとしていくつかの店舗を管理することとなる。「色々なチャレンジをさせてもらえて、本当にいい経験をさせてもらいました」。

一方で、年数を重ねるごとに自分自身の独立への思いも強くなってくる。「当時は全国展開を目指すような事業にも携わっていて。自分の立場を考えると抜けられないタイミングだな、と考えていました」。そんな中、新型コロナウイルスが蔓延し、飲食業界に逆風が吹く。同社も展開の縮小を余儀なくされ、金江氏が手掛けていた事業も白紙に。これを機に独立への決心を固めた金江氏は、同社代表の大塚氏にも背中を押され、2021年9月に退職。同じくGlobridge出身の若山哲也氏と秋山菜穂子氏とともにRopesを立ち上げ、開業へ向けた準備を始めた。

当時、コロナ禍にありながら人の動きが戻り始めていた新橋で物件を探すも、難航。「いい物件が見つかっても、他に流れる。そんなサイクルを繰り返してなかなか決まらなかったんです。生まれて初めて無職を経験して、不安でしかたなかったですね(笑)」。悪戦苦闘の末に決めた物件は、ビル5階。集客面でおおよそ有利と言い難い立地だったが、明確なコンセプトと、店舗に立つこととなる秋山氏のホスピタリティの高さが勝算になり得ると確信。かくして、2022年7月、「お酒と旅する和酒bar」をコンセプトに「和酒bar シンメ 新橋は開業した。

神田駅から歩いてすぐ出合う、紫の暖簾。専用階段により店舗へ直通でたどり着ける安心感に惹かれ、金江氏は物件を決めた

店舗データ

店名 酒と肴 シンメ 神田
住所 東京都千代田区鍛冶町1-7-1(椿ビル2F)

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アクセス JR神田駅南口より徒歩約30秒
電話 03-3518-5225
営業時間 【平日】17:00~23:00、【土日祝】16:00~22:00
定休日 無休
坪数客数 約12坪23席(カウンター7席、テーブル16席) 
客単価 約5000円
運営会社 合同会社Ropes
オープン日 2023年8月18日
関連リンク 酒と肴 シンメ 神田(HP)
関連リンク 酒と肴 シンメ 神田(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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