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高円寺に「Bar中間省略」がオープン。3坪で月商100万円を売る立ち飲み「酒チャンス」に続く全宅ツイの2店舗目は、紳士・淑女の集まる会員制・紹介制バー


開業前のクラファンで約800万円を獲得、資金をかけて上質な空間に

「Bar中間省略」は、それに続く全宅ツイの飲食店2店舗目。その開業の経緯について、「かずお君」はこう話す。「『酒チャンス』によって高円寺に多くの人を集めることができ、周辺の飲食店にも『酒チャンス』から来るお客様はたくさんお金を落としてくれてありがたい!と言われるようになりました。しかし、いかんせん『酒チャンス』自体は単価が低く、自分達はその恩恵にあずかれていないという(笑)!多くのお金を落としてくれるお客様が潜在的にいるので、もう少し単価を上げた店を作りたかった。そして、高円寺には安くてお腹がいっぱいになる飲み屋は多いのですが、2軒目や3軒目に落ち着いて飲める店が少ない。食事メインではなくゆっくり飲めるバーをやろうと考えました」と話す。

物件は同じ高円寺で探すものの難航。「ちょうどコロナ関係の補助金が出ていた時期で、小箱の物件がなかなか空かなかった。この物件は懇意にしている不動産屋さんから紹介されたのですが、募集期間2日の短い間に僕ら含め6件の申し込みが殺到しました。法的に制約があり店をやるには難しい物件だったのですが、僕らの持つ不動産知識の豊富さならそれをカバーできるとアピールして勝ち取ることができました」。

元スナックだという約5坪の狭小物件だが、「『酒チャンス』と比べたら広いし壁もある」と「かずお君」は胸を張る。まずは開業資金捻出のためにクラウドファンディングに挑戦すると、公開から2時間で目標金額の500万円を達成。「当初は安スナックをイメージしていましたが、想像以上にお金が集まるので、もっとお金をかけられる!とあわてて建材の発注にストップをかけました」と笑う。結果、クラウドファンディングでは不動産関係者を中心に450人から約800万円の支援を集めることに成功した。

店内の設計は「酒チャンス」も手掛けた一級建築士の「お鯛」(Twitter上のハンドルネール)が担当。天井には大きな梁があり、窓がなく天高も低く圧迫感の否めない空間だが、「お鯛」の手により瀟洒な空間に生まれ変わった。クラウドファンディングで想定以上の金額が集まったことから、奮発してカウンターにはアフリカ原産のゼブラウッドの一枚板を使用。独特の木目はデザイン性が高く、やさしい手触りで居心地を抜群に向上させている。大きな梁はあえてむき出しにすることでバックバーの後ろに張り付けた天然石と呼応し、違和感を消した。

落ち着いた雰囲気の店内。バックバーにはウイスキーをはじめ酒の瓶がずらり

店舗データ

店名 Bar中間省略
アクセス 高円寺駅から徒歩数分
営業時間 18:00~24:00
定休日 日曜
坪数客数 5.2坪6席
客単価 5000円
運営会社 合同会社全国宅地建物取引ツイッタラー協会
オープン日 2023年8月21日
関連リンク Bar中間省略(Instagram)
関連リンク Bar中間省略(X)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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