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高円寺に「Bar中間省略」がオープン。3坪で月商100万円を売る立ち飲み「酒チャンス」に続く全宅ツイの2店舗目は、紳士・淑女の集まる会員制・紹介制バー

8月21日、高円寺に「Bar中間省略」がオープンした。運営は全国宅地建物取引ツイッタラー協会で、同じく高円寺の「酒チャンス」も運営する。「酒チャンス」は、奥行きわずか1m・計3坪の超変形かつ狭小の土地を活用した立ち飲み。単価2000円弱ながら月商100万円を売る繁盛店となっている。今回は、高円寺には少ない落ち着いた雰囲気で飲める会員制・紹介制のバー。不動産関係者を中心に紳士・淑女の集まる“大人の社交場”を目指す。


Twitter発の不動産コミュニティが立ち飲みを開業、その2店舗目が開業

「中間省略」とは、複数にわたって行われる所有権の移転登記を省略し一回で済ませることを表す不動産用語。その名を冠したバーが、高円寺のとある雑居ビル内にオープンした。詳細の住所は非公開。不動産関係者を中心とした会員と、その会員の紹介のみで利用できる店だ。

運営の全国宅地建物取引ツイッタラー協会(以下、全宅ツイ)は、もともとはTwitter(現X)上で不動産関係者が交流し合う中で発生したコミュニティ。不動産関係者目線でその年でもっとも「クソ」な物件を決める「クソ物件オブザイヤー」の開催を筆頭に、不動産関係者のビジネスマッチングの創出など多岐にわたる活動を行うようになり、2018年に法人化。メディアへの寄稿や書籍の出版、シェアハウスの運営や物件の清掃事業など不動産にまつわる事業を行っている。本プロジェクトのリーダーを務める「かずお君」(Twitter上のハンドルネーム)は、学生時代にカフェの間借りでバーの営業を始めたのを皮切りに、過去4店舗の飲食店の経営に携わった経験を持つ人物だ。現在は独立し、同社を含めた複数の不動産企業を営んでいる。

2021年3月には、高円寺に「酒チャンス」を開業した。店が営業するのは奥行きわずか1mで計3坪の超変形かつ狭小物件で営業していたうどん店跡地。うどん店は台風で倒壊したが、その様子がまるでドリフのコントセットのように倒れたことからネット上では「ドリフうどん屋」の異名で話題となり、「クソ物件オブザイヤー」にも入賞。全宅ツイがその土地を地上げし、“街の縁側”をコンセプトにした立ち飲みとして再生した。多くの人が行き交う好立地であることに加え、話題性の高さから遠方よりわざわざ訪れるお客も多く、単価2000円弱ながらも月商は100万円で推移する繁盛ぶりを見せる。

とある雑居ビルの一角に立地。「テナント募集」に見せかけたフェイクの看板が目印だ

店舗データ

店名 Bar中間省略
アクセス 高円寺駅から徒歩数分
営業時間 18:00~24:00
定休日 日曜
坪数客数 5.2坪6席
客単価 5000円
運営会社 合同会社全国宅地建物取引ツイッタラー協会
オープン日 2023年8月21日
関連リンク Bar中間省略(Instagram)
関連リンク Bar中間省略(X)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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