満席時の取りこぼしや客層のミスマッチ防止など、「時間制」のメリットはたくさん
オープン当初は「酒 秀治郎」の常連を中心に賑わったが、徐々に地元への認知も進んでおり、「時間制」への反応も悪くないという。「お客様からしても自分のペースで食事が楽しめ、予め支払う額が見えているのも嬉しい。店側からしても、もし満席でもお客様の退店時間が決まっているので、席が空く時間をお客様に伝えることで取りこぼしを防げる。また、近年は良くも悪くもSNSの影響で、お店が狙っている単価の客層とは違うお客様が来てしまい、思うような客単価が取れないといった問題も一部であるようですが、時間制にすることでそうしたミスマッチが防げるのも利点です」。
今後はこの業態のヨコ展開も視野に入れる。「『酒 秀治郎』は職人ありきの業態で展開が難しい。そこはブランドのフラッグシップとして大切にし、一方でこの『居酒屋ひでじろう』を広げられたらいいなと思っています。また何か別の『ひでじろう』のお店もできたらいいですね」と直野氏は笑顔を見せる。
(取材=大関 まなみ)
店舗データ
店名 | 居酒屋ひでじろう |
---|---|
住所 | 東京都世田谷区太子堂4-28-9 |
アクセス | 三軒茶屋駅から徒歩5分 |
営業時間 | 17:00〜23:00 (LO22:00) |
定休日 | 日曜 |
坪数客数 | 30坪36席 |
客単価 | 4500~5000円 |
運営会社 | 株式会社HIDEJIRO |
オープン日 | 2023年8月10日 |
関連リンク | 酒 秀治郎(記事) |
関連リンク | 居酒屋ひでじろう(Instagram) |