「初場所 祐天寺」がオープン。Rhythm Placeと近藤商会のタッグ第三弾、中目黒「居酒屋 初場所」からガラリと趣向を変えた「新しい日本料理屋」

居酒屋ヒットメーカーのタッグ第三段、単価を上げて近隣の既存店と差別化

学芸大学「鳩乃湯」の近藤商会・吉利雄太氏と、中野「雛家」や江古田「とろわる」のRhythm Place・加藤 亮氏。ともに人気居酒屋を展開する2人はもともと別々に飲食店経営をしていたが、2021年７月、中目黒に「居酒屋 初場所」を共同でオープンしたのを皮切りに、今年４月には渋谷に「capovoro」も共同出店。互いの良い点を取り入れながら経営を進めている。今回オープンした「初場所 祐天寺」は彼らのタッグ第三弾。いずれも出資は2社で行っているが、既存2店舗の運営は近藤商会名義で、今回はRhythm Placeが運営会社となる。

中目黒の「居酒屋 初場所」は、昔ながらの居酒屋をリスペクトし、トレンドに左右されない普遍的な居酒屋の価値を突き詰めた店だ。特別な素材でなく手に入りやすいものを手間ひまかけて価値を高めた料理や、必要以上に媚びた接客はないもの注文したものがサッと出てくる心地よさなどを大切にした店づくりが身上。単価2800円と気軽に立ち寄りやすい価格設定も魅力だ。「初場所 祐天寺」は同じ「初場所」ブランドとなるが、趣向をガラリと変えている。「今回、単価は5000円に設定して内容も全く違うものにしました。祐天寺は中目黒の隣駅ですし、反対の隣駅の学芸大学には弊社の『鳩乃湯』もあるので、それらのお客様にも回遊してもらいたく、差別化した店づくりになってます」と吉利氏。

祐天寺駅から徒歩1分。1階路面だが入口が奥まっており、そのぶん家賃が手ごろだったことが出店の決め手だ

居酒屋らしかぬ空間。カウンターとテーブル席を配置する。「店内はオシャレなのに出てくる料理は本格派の和食、というギャップも魅力にしたかった」と吉利氏

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