西荻窪に「天火屋まきび」がオープン！フィンランドにルーツを持つ店主が手がけるのは、和食から中華まで、多国籍な料理＆酒が楽しめる居酒屋

“〇〇料理専門店”ではできない、居酒屋ならではの醍醐味を追求したい

「ル・ジャングレ」ではフレンチをベースにした洋の料理、「まんまじぃま」や「酒場ななめ」では刺身、せいろといった各店の看板料理をはじめ和の技法、「華音」では中華と、各店で個性豊かな料理や酒に触れてきた坂根氏。「居酒屋の面白いところは、和・洋・中、どんな料理を出してもいいところ。今日は日替わりでお寿司を出したら、明日は麻婆豆腐を出すのもありです。初めの頃はフィンランド料理に固執していましたが、今はジャンルにとらわれることなく、これまで色々なお店で学んだことを生かせていけたらと思っています」。

店舗展開も考えていないわけではないが、「まずは1店舗目であるこの店を、地元に根付いた、愛される店に育てたい」と語る。夏に開業したこともありオーブン料理のラインナップは控えめだが、これから寒くなる季節に向けて、フィンランド料理も増やす予定だという。

店主の坂根真備ミカエル氏。朗らかな笑顔と人柄にファンは多い

（取材＝河西みのり）

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