新宿歌舞伎町に「うしこぞう」が開業。食肉卸や屠畜現場、焼肉店とあらゆる肉の経験を積んだオーナーが川崎でドミナント展開するエヌシーイー、今回は日本有数の繁華街で勝負！

目利きのできるスタッフを育成、銘柄に頼らずその時の最もよい肉を仕入れる

メニューはタンからカルビ、ロース、ハラミ、レバー、リブロースにホルモンと焼肉の定番部位を中心にラインナップ。既存店と同様に和牛のメス牛にこだわり、斎藤氏のこれまでの経験を生かした仕入れと目利きでその時で最適な肉を取り揃える。人気は「上タン塩」（1780円/税別、以下同）、タレに絡めたロースが白米にも合う「山ロース」（980円）、京都から仕入れるポン酢で仕立てた「香味野菜ととろろポン酢の牛焼き」（1680円）、「リブ芯」（厚切り2480円、薄切り1800円）など。岩手の農家と提携して内臓は和牛指定で仕入れるが、正肉は銘柄指定せず、その時で最もよいものを仕入れているという。「銘柄指定しない分、肉そのもののを見てしっかり目利きができるスタッフを育てています」と斎藤氏は自信を見せる。サイドメニューにはキムチやナムル、生肉提供許可を取得し、「ユッケ」（1800円）なども。スープにビビンバ、冷麺など一通りを取り揃える。ドリンクは「生ビール（プレミアムモルツ）」（600円）をはじめ、マッコリ、焼酎、各種サワー、お茶割り、ボトルワインなどスタンダードなラインナップだ。

オープンから2か月後ほど。予想通り一見客が入りにくい分スロースタートではあるが、じわじわと口コミが広がり、リピートも増えて手ごたえを感じているという。今後、肉の目利きができる職人を育てて深夜まで営業時間を伸ばしていきたい考えだ。

鮮度にこだわる「厚切りレバー」（1800円）。お好みでニンニクごま塩、ニンニク醤油で味わう

千切りキャベツに甘めの味付けの納豆を合わせた「名物うしこぞう納豆」（480円）は既存店でも人気のサイドメニュー。ごはんのおともや、肉とともに食べるのがオススメ

店舗データ