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「酒場ニホレモ」のREQDが、高円寺マシタに「この一杯のために。」を開業。和洋折衷ジャンルレスの創作料理を武器に、多様な人々が行き交う新スポットで存在感を示す


舞い込んできた新名所での出店計画。黒字店舗を閉め、勝負をかける!

既存の3店舗が人気を博している中、柴崎氏はかすかに懸念を抱いていた。「『ニホレモスタンド』は、運営する上で癖が強すぎる。客席のほとんどが屋外だから、夏は暑くて冬は寒い。基本的にワンオペだから治安の面から女性スタッフひとりで回すには心配だし、看板のおでんも季節に左右されるアイテムです。売上は良いけれど、今後の展開を考えると舵取りが難しいと感じていました」。柴崎氏の会社は、店舗の売上が良かった分、スタッフのギャラが増えるインセンティブ制を導入している。そのため、売上の安定化と再現性の高いオペレーションの構築は、組織として重要な課題だ。

そう考えていた柴崎氏のもとへ、知人の飲食店オーナーから「高円寺マシタでの出店に興味はないか」と、連絡が入る。2022年も、終わりに向かっている頃だった。「聞けば、すでに決まっていた店舗が急に入居を取りやめたそうなんです」。店舗は広めの23坪。駅前の新スポットなので、人の流れも上々。会社とスタッフの成長も見越して黒字店舗の「ニホレモスタンド」を閉業し、新店舗で勝負をかけることを決意した。この時点で2023年1月末日。新店舗の開業日は3月31日と、タイトなスケジュールが目に見えていた。「夜中に『出張ニホレモスタンド』を開くなどして、常連さんに試作メニューをその場でフィードバックしてもらっていました」。こうして、地域の常連衆にも支えられながら急ピッチで開業準備を進め、当初の予定通り3月31日に「この一杯のために。」が開業した。

カウンター、バースペース、テーブル、テラス合わせて60席。「毎日通える、肩ひじ張らない店」をテーマに、シンプルながら温かみのある内装をつくった

店舗データ

店名 この一杯のために。
住所 東京都杉並区高円寺南3-70-2

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アクセス JR中央線・総武線高円寺駅から徒歩1分
電話 070-3131-6773
営業時間 【月~金】 11:30~15:00 17:00~23:00 【土】 12:00~23:00 【日・祝】 13;00~23:00
定休日 無休
坪数客数 約23坪60席
客単価 3000円
運営会社 株式会社REQD
オープン日 2023年3月31日
関連リンク この一杯のために。(HP)
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※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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