「高円寺おつゆ」が開業。「ニューヨック中野」に続く2店舗目。空中階物件ながら看板を出さず、“駅前の隠れ家”で個性派おでんを提供

欲を出さず、地に足をつけ、長く愛される店に育てたい

現状としてはこれ以上の店舗展開は考えておらず、「ニューヨック中野」と「高円寺おつゆ」地元で長く愛される店として根付かせたいという坂野氏。

「またスタッフが増えてくれたら、考えるかもしれません」と言うが、これまで一度も人材不足に陥ったことがなく、元常連客のスタッフも長く働いているというエピソードからも、坂野氏の人柄や、「ニューヨック中野」が多くの人に愛されてきたことがよくわかる。

「高円寺おつゆ」については看板がないことから認知度はまだ低いものの、「SNSで友人がおすすめしていたのを見た」など、リアルな口コミをきっかけに来店するお客が増えているのだとか。“駅前の隠れ家”が超繁盛店になる日もそう遠くないだろう。

代表の坂野善一氏（写真左から2番目）、店長の阿住駿氏（左から3番目）とスタッフの皆さん

（取材＝河西みのり）

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