主役は定食、「飲める定食屋」。米との相性を考えた料理やドリンクを用意
だから「米のこじま」の主役は定食だ。「酒場がやってる定食ではなく、定食屋が酒場も兼ねているイメージです」と小嶋氏。
最もこだわるのが米。店内に精米機を置き、毎日、精米したての白米を提供する。玄米は新潟の江戸時代から続く米問屋から仕入れるが、同店では温度や湿度の管理を徹底し、古米も新米と遜色ない味わいであることから小嶋氏は全幅の信頼を置いている。米の銘柄は日替わりで、取材時は新潟産の「コシヒカリ」または「コシイブキ」を使用。それらを羽釜で炊き上げる。
このこだわりの米を使った品々をラインナップ。メニュー構成はランチとディナーで変わる。ランチタイムは、数量限定の「銀ダラ西京焼き」(1800円)「ぶりの山椒ステーキ」(1600円)などの魚定食で、おかわり無料のごはん、味噌汁、総菜、抹茶が付く。「高知鮮魚の海鮮丼」(1500円)も用意。「ポークジンジャーなど肉のおかずの定食も欲しいという声もありますが、まずは『魚定食の店』という印象を付けたいので、それはおいおいですね」と小嶋氏。
ディナータイムは、「オープン手巻き」(各種440円)、「あてまき」(各種550円~)「おにぎり」(330円)などを、米のメニュー表の先頭に表記し打ち出しているのが特徴だ。青森・八戸の「鯖の塩焼き」(990円)、「さっぱり塩唐揚げ」(715円)、「チャーシューエッグ」(770円)などのつまみは、ごはんに味噌汁、小鉢、おしんこのセット(660円)とともに注文することで定食として楽しむことも可能だ。「酒にも合うが、米とも相性がいい」を主眼に考えた総菜も各種365円~で用意。刺身(盛り合わせが一人前990円、単品も有り)や天ぷら(盛り合わせ770円~)も自慢で、これらはカウンター上の大理石にすし店のように直に置いて提供するのも粋な演出だ。
ドリンクも米との相性を考えてラインナップ。「米屋のハイボール」(550円)は日本酒をソーダアップしレモンを絞った1杯、「米屋のカルピ酎ッ」(550円)は、酒粕とレモンを煮詰めた甘酒ベースのチューハイ。生ビールは置かず、「サッポロ赤星」の中瓶(605円)と小瓶を各種(550円)。「米にはお茶」と、お茶割りもこだわり、「本気の抹茶割り」(550円)と、それに甘さを加えた「本気のグリーンティ割り」(550円)は、お客の前でシェイカーを振ってから注ぐパフォーマンス付き。米つながりで日本酒も充実し、小グラス550円~。
店舗データ
店名 | 米のこじま |
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住所 | 東京都杉並区高円寺南3-70-2 高円寺マシタ |
アクセス | 高円寺駅から徒歩1分 |
電話 | 03-3336-7771 ※当面の間、電話予約は17:00からのカウンター席とテーブル席(4〜6名利用)のみ受け付ける |
営業時間 | ランチ11:00〜14:00、ディナー17:00〜23:00 |
定休日 | 不定休 |
坪数客数 | 12坪23席+立ち飲み10人程度 |
客単価 | ランチ1500円、ディナー2500円 |
運営会社 | 株式会社コジマ笑店 |
オープン日 | 2023年3月31日 |
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