看板は段ボール紙、スヌーピーのプラスチック皿……唯一無二の不思議な店づくり
「スポルカチョーネ」は、まずそのロケーションに驚くお客も多い。立地は明大前駅、東松原駅からそれぞれ徒歩8分ほど、周辺に飲食店などの商店はない完全なる住宅街だ。店舗自体もその街並みに馴染む民家であり、玄関に黒マジックで店名を書きなぐった段ボール紙が、なんとも質素な看板代わりに掛けられるのみで、ここに飲食店があるとは想像しがたい。店内に入ると「Buonasera!」(=こんばんは)とイタリア語で迎えられ、昭和の面影や生活感を残しながら改装された店内が広がる。そこで提供されるのは、イタリアの日常で食べられる郷土料理だ。無造作に盛り付けられた前菜の盛り合わせや、白ワインビネガーで煮込まれたコトレッタ(カツレツ)、すりたてのフレッシュな香りが自慢のジェノベーゼパスタなど。料理のクオリティは都心のリストランテ顔負けなのに、使用する皿はスヌーピーがプリントされたプラスチック皿だったりという、ギャップがまた同店の不思議なところ。この唯一無二の雰囲気に魅了され、足しげく通うファンも少なくない。
店舗データ
店名 | スポルカチョーネ |
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住所 | 東京都世田谷区松原1-20-18 |
アクセス | 明大前駅、東松原駅から徒歩8分 |
電話 | 03-6379-2869 |
営業時間 | 17:00~22:00(LO21:00) |
定休日 | 水、日 |
坪数客数 | 約20坪20席+立ち飲み数名 |
客単価 | 8000~12000円 |
オープン日 | 2022年11月11日 |
関連リンク | スポルカチョーネ(Instagram) |