職人レスの代わりに素材にこだわる。ドリンクはすべてメガジョッキで1杯460円~
「実は僕、まったく業態開発できないんです」と大崎氏。だからこそ、これまではFCで展開してきたのだが、今回は「まぐろと炉端 成る」(錦糸町)と「マグロスタンダード」(門前仲町)の2つの人気マグロ居酒屋を手掛けるPay it Forwardの代表・宮崎元成氏にプロデュースを依頼。宮崎氏は「ただの“すしとおでんの居酒屋”だと埋もれてしまうので、熟成魚を使ったすしで唯一無二の業態にしようと考えました」と話す。
目玉の熟成すしは「7日間熟成の生マグロ」の「大トロ」(380円/税別、以下同)、「中トロ」(300円)、「赤身」(250円)や、「すずき」「タイ」(各170円)など。宮崎氏が得意とするマグロを中心に多彩なネタを、厳密な温度管理のもと7日間熟成。「旨みが増し、ねっとりとした舌ざわりになる」(宮崎氏)という。魚の熟成に関しては、三軒茶屋で飲食店を展開する和音人(東京都世田谷区)の代表、狩野高光氏に協力を仰ぎ知見を借りた。熟成魚以外のネタも、「のどぐろ炙り」「やわらかアワビ(ツメ)」(各160円)などの握りから、レンゲに盛った「レンゲ寿司」は「うなぎバター」(250円)や、「マグたく巻き」(160円)などの手巻きずしも用意する。
おでんは、かつおぶし問屋の丸眞と共同開発した無化調の出汁を使用。「海老餃子(1個)」(90円)、「ねぎ袋」(180円)、「うずら」(50円)、「大根」「ちくわぶ」(各90円)、「マグロ串」(180円)などが揃う。お通し(300円)でも、一口サイズのタネを日替わりで3種類提供。すしやおでんに加えて、居酒屋使いもできるよう、「マグロスタンダード」で人気のつまみや、今回新たに開発したマグロのつまみもラインナップ。「マグロの生レバー風刺し」(580円)「青唐辛子のなめろう」(680円)などが特に人気だという。
「職人レスも意識したところなので、シャリはシャリ弁ロボットを使い、魚も切り身で納品されます。その分、良い素材を使うことを意識していて、広島の由緒あるお酢メーカー、尾道醸酢の赤酢や、自家製の土佐醤油を使っています」と宮崎氏。
ドリンクは「黒ラベル生」(550円)、「生ピングレサワー」(550円)、「京番茶ハイ」(490円)、檜のマドラーを使う「さんじハイボール」(460円)など、ビールやハイボール、チューハイ各種、居酒屋の定番を揃える。すべてメガジョッキで提供しているのが特徴で1杯460円~とリーズナブル。日本酒は1種類のみで、どちらかといえばハイボールやチューハイなどを気取らずゴクゴク飲んでほしい、という狙いだ。
店舗データ
店名 | すし酒場さんじ |
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住所 | 神奈川県横浜市港北区新横浜2-4-6 マスニ第一ビル 1F |
アクセス | 新横浜駅から徒歩3分 |
電話 | 045-534-6900 |
営業時間 | 【月~金】ランチ11:30~14:00(LO14:00)、ディナー15:00~24:00(料理LO23:00、ドリンクLO23:30)【土日祝】12:00~24:00(料理LO23:00、ドリンクLO23:30) |
定休日 | 年末年始 |
坪数客数 | 35坪64席 |
客単価 | 3000~3500円 |
運営会社 | 株式会社Mostfun |
オープン日 | 2023年2月9日 |
関連リンク | すし酒場さんじ(Instagram) |