学芸大学に「西口アオギリ」オープン！東口の人気店「大衆酒場アオギリ」などを手がけるアオギリコーポレーションの4店舗目。新たな大衆酒場業態で店舗展開を目指す

中年による、中年のための大衆酒場を作りたい

新たな業態として展開するために、基盤づくりをしている真っ最中の「西口アオギリ」。まずは月商750万円を目標に掲げ、3月からは平日限定でハッピーアワーもスタート。今後は1階と2階とで提供するメニューを変えることも検討しているという。既存店ともうまく共存できているようで、「おかげさまでどの店も順調です。（東口の）アオギリやホドケバはスタッフも若いし、お客さんも若い方がほとんどですが、こっちは1人で来られる中年男性が多いんです。僕もね、休みの日になるとついついここに来ちゃうんですよ」と澤出氏は笑う。

今後は当初予定していた三軒茶屋をはじめ、五反田などこれまで出店したことがない場所での展開を考えているといい「早ければ夏には次の店を出したいですね。いつまでに何店舗と決めず、自分の体が動く限りは挑戦し続けたい」と意気込みを見せる。澤出氏が作りたいのは、“自分が落ち着いて飲める店”。ネオ大衆酒場をはじめ、若者でにぎわうイマドキの店が増える中、行き場をなくした中年たちのオアシスが、各地に誕生するかもしれない。

代表の澤出晃良氏（左）と店を支えるスタッフの皆さん。仕込みの最中にもかかわらず、快く撮影に応じてくれた

（取材＝河西みのり）

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