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「代々木 鳥松」がオープン。「炭火串焼 けむり」グループの新店舗は高級焼鳥、銘柄鶏「天草大王」の熟成焼鳥をおまかせストップ制で提供。住宅街立地でハレの日需要を狙う

11月1日、代々木に「代々木 鳥松」がオープンした。「炭火串焼 けむり」など計16店舗を展開するけむりグループの新店舗。今回は高級焼鳥に挑戦。白木のカウンターなど、まるで鮨店のような高級感あふれる内装で、生産者から丸鶏のまま仕入れる銘柄鶏「天草大王」を独自に脱水・熟成を施し焼鳥にして、おまかせストップ制で提供する。感度の高い住宅街立地で、ハレの日需要を狙う店づくり。「こんな焼鳥店が欲しかった!」の獲得を目指す。


グローバルダイニング、「いやま 赤坂」を経て独立、直営・FC合わせて16店舗を展開

JR代々木駅から徒歩3分、小田急線南新宿駅からは徒歩2分。駅前の喧騒を抜け、背後には閑静な住宅街を擁する立地に「代々木 鳥松」がオープンした。運営のけむり(東京都港区)は、「炭火焼鳥 けむり」を中心に直営10店舗、FC6店舗の飲食店を展開する。

代表の小松大地氏は、大学卒業後、本格的に飲食のキャリアをスタートさせた。「就職活動では不動産会社に内定をもらったものの、本当に自分のやりたいことは何か?を自問した時、居酒屋やお酒を飲むことが好きだったので、飲食をやろうと考え直しました」。選んだのは、「給料がいい」と聞いたグローバルダイニング。「まずは3か月の試用期間を働き、その後、正式に社員として登用するかどうかを社内の多数決で決めることになっていたのですが、結果、満場一致で不合格になってしまいました(笑)」と振り返る。その後もアルバイトとしてグローバルダイニングで勤務を続けるが、1年半ほどが経った頃、お客として接客した赤坂の焼鳥店「いやま 赤坂」のオーナーから誘われ、同店に転職。社員として2年勤務し、串打ちや焼きはもちろんのこと、同店では丸鶏のまま仕入れて店舗で解体するため、肉の捌き方まで、幅広く学んだ。

「いやま 赤坂」で焼鳥の技術を身に着ける傍ら、週一回、運送会社の仕分け作業のアルバイトをして独立資金を貯め、2008年、小松氏が26歳の時に府中に「炭火串焼 けむり」をオープンし、独立を果たす。「いやま 赤坂」と同じ仕入れ先から仕入れる山梨県産の「健味鳥」の焼鳥を提供する居酒屋だ。同店は物件の立ち退きのため約5年後に閉店したものの、その間も店舗展開を進め、吉祥寺、八王子、立川など中央線沿線を中心に「けむり」を出店。また、リスクヘッジの意味合いを兼ね、焼鳥以外の業態として渋谷で「魚きんめ」と、三軒茶屋で「和食ごしき」と「鮨かんてら」など和食や魚の業態も展開する。

通り沿いの路面に立地。瓦やのれんで風情ある佇まい

店舗データ

店名 代々木 鳥松
住所 東京都渋谷区代々木1-42-7 ハナモパレス代々木1F

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アクセス 代々木駅から徒歩3分、南新宿駅から徒歩2分
電話 03-6383-3698
営業時間 17:00〜23:00(LO22:00)
定休日 無休
坪数客数 18坪22席
客単価 7000円
運営会社 株式会社けむり
オープン日 2022年11月1日
関連リンク 代々木 鳥松(Instagram)
関連リンク けむり(HP)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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