たどり着いたのは、讃岐とも武蔵野うどんとも異なる、“すすれる麺”
「一福さんは出汁がおいしいことで評判のお店でした。この場所でうどん店をやる以上、一福時代のお客さんも来てくださるでしょう。その期待に応えるには、同等かそれ以上のものを作る必要がある。だから出汁にはとにかくこだわりました」。そんな出汁に使用するのは、北海道産の昆布、讃岐うどんの出汁としておなじみの伊吹島のいりこ、香川県産のさば節、ムロアジ節に、地元・立川の三上鰹節店のかつお節。醤油の風味を立たせるためにあえて“雑味”を生かすなど、日々研究を重ねているところだ。
ところで立川を含む多摩エリアには、武蔵野うどんの文化が根付いている。讃岐うどん以上にコシが強く、噛み応え抜群の武蔵野うどんにはコアなファンも多いが、女性や子どもにとってはやや食べにくい。そこで同店では、あえて中細で、しなやかなコシのある“すすれる麺”を考案した。
厨房を含め、店内のレイアウトはほぼ前店舗のまま。壁に沿うように配置された特徴的なカウンターとテーブルの天板と椅子を変え、内装の色を変更。ガラス張りで間口が広く、開放感がある。「一般的に、うどん屋のお客さんは7~8割が男性。女性の方や、お子さん連れも気軽に入れるような雰囲気にしたかったんです」と尾作氏。
店舗データ
店名 | UDON玉屋(たまや) |
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住所 | 東京都立川市錦町2-3-34 1F |
アクセス | JR立川駅南口から徒歩5分 |
電話 | 042-517-7696 |
営業時間 | 11:00~17:00 |
定休日 | 水曜 |
坪数客数 | 18坪24席 |
客単価 | 1000円 |
運営会社 | 株式会社ちゃんばら |
オープン日 | 2022年7月22日 |
関連リンク | 玉屋 吉祥寺店(記事) |
関連リンク | ちゃんばら(HP) |