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方南町に「てげてげ」がオープン。楽コーポレーション出身のオーナーによる独立店。故郷・宮崎のソウルフードで地元住民に愛される居酒屋を目指す

3月30日、方南町に宮崎の郷土料理を楽しませる居酒屋「てげてげ」が開業した。オーナーの高原将太氏は、都内を中心に居酒屋を展開し、数々の独立者を輩出する楽コーポレーション(東京都世田谷区)の出身。約12年にわたって腕を磨いた後、満を持して独立。オープンから約4か月、約10坪の店舗で月商400万を売り上げ、早くも地元住民のハートを掴んでいる。


居酒屋不毛地帯・方南町に誕生した店に、「待ってました!」の声

都心へのアクセスが良く、住みやすい街として人気の方南町。一方で、駅周辺に飲食店は少なく、飲みに行く際はわざわざ新高円寺や東高円寺まで出向く人も少なくない。そんな方南町にオープンしたのが「てげてげ」だ。店名は“ほどほど”や“適当に”などの意味を持つ宮崎の方言に由来する。駅からは徒歩3分と至近距離だが、駅の出口が環七を挟んで反対に位置するため、人通りはやや少なめ。そこで、目印になればと大きな赤提灯を提げた。

「赤提灯を見て来て下さる方もたくさんいますよ。地元のお客さんにはよく『この辺は飲む場所がなくて…こんなお店ができるのを待っていたんです』と言ってくださいます。僕も『そうですよね、地元の皆さんに需要があると思いまして』とお答えしています」と笑顔を見せるオーナーの高原氏は、高校を卒業後に地元・宮崎から上京。洋菓子店に就職したものの、どうにも肌に合わず1年で退職してしまう。

「その頃、ちょうど下北沢の『汁べゑ』に通っていて、いいなぁ、こんな元気な職場で働いてみたいなぁと思っていたんです。洋菓子店を辞めた次の日には、『ここで働かせてください!』とアルバイトを申し込んでいました」。

20歳頃から正社員採用になり、吉祥寺「井の頭 汁べゑ」、神楽坂「椿々」などさまざまな店舗で活躍し、約12年にわたって在籍。渋谷「東京ワイン俱楽部 楽」では店長も務めた。入社当初から独立を視野に入れており、本来であれば2020年に開業する予定だったが、コロナ禍を受けてやむなく延期に。この度、念願かなって開業することができた。

方南町を選んだ理由について尋ねると「もともと都心ではやりたくなかったというか、地域密着型の方が自分の性に合っているんですね。妻がこの物件を見つけて、市場調査をしてみたら居酒屋がほとんどなかった。駅からも近く、環七沿いという立地や、窓を開けると風が通り抜ける物件の造りも気に入って、ここに決めました」と高原氏。

内装は「A-SWITCH」の秋本純一氏が担当。高原氏が好きだという赤を随所に取り入れながらも作り込み過ぎず、居心地のいい空間に仕上げた。

写真には写っていないが、環七沿いに提がる赤提灯と赤い暖簾がひときわ目を引く

店内はカウンターを中心にテーブル席も用意。地元住民を中心に、毎晩賑わう

店舗データ

店名 てげてげ
住所 東京都杉並区方南2-23-8 マンション方南町 1F

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アクセス 東京メトロ丸の内線方南町駅から徒歩3分
電話 03-5913-7252
営業時間 17:30~24:00(LO)
定休日 不定休
坪数客数 10.6坪24席
客単価 4000円~5000円
オープン日 2022年3月30日
関連リンク てげてげ(Instagram)
関連リンク てげてげ(Facebook)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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