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「徳田酒店 有楽町」がオープン!明治創業の酒屋がルーツの、大阪で12店舗を展開する名酒場が満を持して東京進出

7月1日、「徳田酒店 有楽町」がオープンした。大阪で12店舗を展開する「徳田酒店」の東京第一号店だ。創業明治23年の酒屋をルーツにした人気酒場で、現在は大阪で12店舗を展開中。酒屋ならではのこだわりで揃えたドリンク、職人のさりげないこだわりが詰まった料理、それらを圧倒的なお値打ち価格で提供し、大阪で絶大な人気を博す。その魅力を新天地・東京でも余すことなく実践し、大阪の「徳田酒店」を知る出張族サラリーマンを中心に、新規顧客も着々と獲得。オープンから間もないながらも連日多くのお客が訪れ、32坪の店内で平均日商48万円の好調ぶりだ。今後、東京でさらなる店舗展開も見据えている。


「大阪駅前ビルと雰囲気が重なる」と、有楽町の交通会館で念願の東京出店

大阪で名酒場として知られる「徳田酒店」が東京進出の場所に選んだのは、1964年の東京オリンピックの翌年に竣工した交通会館の地下一階。「初めてこのフロアを見たとき、大阪駅前ビルみたいだと思いました」。こう話すのは、マネージャーの太田貴雅氏。交通会館のレトロな佇まいは、「徳田酒店」の店舗がある大阪駅前ビルの雰囲気を彷彿とさせる。

運営は、徳田ホールディングスで飲食店事業を担う竹茂(大阪市都島区)。「徳田商店」は明治23年に酒屋として創業し、昭和初期には角打ちとして営業を開始。ビルの立ち退きにより1992年に一旦は幕を閉じた。2010年、再び酒場の展開を開始し、現在は大阪の京橋、梅田などで「徳田酒店」を12店舗展開している。そのほか、牛タン居酒屋やカフェバーなども大阪で運営する。

今回、「徳田酒店」念願の東京出店を果たした経緯について、太田氏はこう話す。「おかげ様で大阪では多くのお客様に支持していただき、いつか東京にも、という思いはずっとありました。一度、5~6年前にも東京で物件を探していたのですが、当時はオリンピック開催により賃料が上がっている時期でもあり、思うような物件に出合えずに断念。そのまま、大阪での展開を続けました」。そんな中、有楽町の同物件と出合う。「当初は大阪との行き来がしやすいようにと、丸の内のオフィスビルなど東京駅周辺で探していました。有楽町だと東京駅からは1駅離れますが、このビルの雰囲気が大阪の『徳田酒店』と重なったんです。大阪の店舗も、駅からは近いけど、地下だったり、奥まったところだったりと、ひっそりとした場所に出店しています。そういうところの方が、”酒が飲める雰囲気”になるというか」と太田氏。

のれんが印象的な外観。店内は横に長い構造

単価2000円台の店とは思えないしっかりと作りこまれた店内。写真は入口付近のカウンター、奥にはテーブル席のゾーンもあり。荷物棚は広く作り、テーブルには分厚い板を使用。居心地にこだわった空間は、代表の徳田信子氏の審美眼が生きている

店舗データ

店名 徳田酒店 有楽町店
住所 東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館 地下1階

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アクセス 有楽町駅、銀座一丁目駅から徒歩1分、銀座駅から徒歩3分
電話 090-3483-6999
営業時間 11:00~23:00(ランチ11:00~14:00)
定休日 年末年始、ビル休館日
坪数客数 32坪56席
客単価 2200~2300円
運営会社 株式会社竹茂
オープン日 2022年7月1日
関連リンク 創業明治23年の看板を背負った徳田酒店が人気店になるまでのヒストリー!(記事)
関連リンク 徳田商店(HP)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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