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月島に「酒房 蛮殻」が開業。門前仲町の名酒場「酒亭 沿露目」「酒肆 一村」に続く新店舗、ホッピーにスポットを当てた立ち飲みや日本酒バー、テイクアウトやカフェ営業など複合スタイルで勝負

1月11日、月島に「酒房 蛮殻(しゅぼう ばんから)」がオープンした。2階建て古民家を改装し、1階はホッピーと焼売がウリの立ち飲み、2階は日本酒バー。さらにテイクアウトやカフェ営業も行う複合型店舗だ。門前仲町の「酒亭 沿露目(しゅてい ぞろめ)」と「酒肆 一村(しゅし いっそん)」を展開する大野尚人氏による3店舗目。目立たない定番アイテムに着目し、新しい価値を吹き込むことをモットーに店づくりを行ってきた大野氏。今回もその理念のもと、時代の流れを汲みながら新しいスタイルに挑戦する。


「弱者を引き上げる」戦法で人気酒場を手掛ける大野氏が、次はホッピーに着目

「もんじゃの街」として知られ、下町情緒が漂う月島だが、近年では高層マンションが相次いで建設され、にわかに開発が進む。そんな月島に「酒房蛮殻」がオープンした。オーナーは大野尚人氏。2013年に日本酒とアテを楽しむ「酒亭 沿露目」、2016年に多彩なレモンサワーを提供する「酒肆 一村」を開業、それらに続く3店舗目だ。

2店を人気店へと育て上げた代表の大野尚人氏は「流行りものは好きじゃないんです」と話す。「僕は“弱者を引き上げる”のが好き。昔からあるけど、なんか光ってない。そんなメニューに着目し、どうにかして魅力的に仕上げて主役に引っ張りだす。そういう店づくりをしてきました」。その言葉通り、例えば「酒肆 一村」は、当時はまだ今ほど注目されていなかったレモンサワーに着目し、5種類のバリエーションを展開。バーのカクテルのような仕立てで提供したことで人気に。世の中にレモンサワートレンドが広がり始めたのはその後のこと。今回の「酒房 蛮殻」もその考えのもとづいて店づくり。そこで大野氏が着目したのがホッピーだった。

2店舗を運営する門前仲町から、「ポテンシャルのある街」(大野氏)という月島に出店。今回はテイクアウトの小窓を作りたかったため路面の物件を探した。テイクアウトの惣菜は小ポーションで販売しているため、特に近隣に住む一人暮らしや夫婦2人暮らしのお年寄りに喜ばれているという

店舗データ

店名 酒房 蛮殻(しゅぼう ばんから)
住所 東京都中央区月島1-25-7

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アクセス 月島駅から徒歩2分
電話 03-5859-5363
営業時間 【平日】17:00〜23:00【土】16:00〜23:00【日・祝】16:00〜22:00
定休日 不定休
坪数客数 1階8坪14人、2階6.5坪8席
客単価 1階3000~4000円、2階5000円
オープン日 2022年1月11日
関連リンク 酒肆 一村(記事)
関連リンク 酒房 蛮殻(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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