千駄ヶ谷に「半駄ヶ谷」がオープン。「渋谷 半地下酒場」の今添笑店による2店舗目、注目の“ダガヤサンドウ”で仕掛ける、もんじゃ焼きやお好み焼き、焼きそばなどの鉄板焼き酒場

お好み焼きでインド出店を夢に、まずは老若男女が楽しめる地域密着の鉄板焼きを出店

そんな今添笑店が次に挑戦するのは鉄板焼き酒場だ。その経緯について今井氏はこう話す。「アパレル時代、インドの取引先と仕事をしていたのですが、そこで関わったインドの人達が日本のたこ焼きとお好み焼きを大層気に入っていた。インドでお好み焼き屋をやればウケるのでは？と思っていました。とはいえインドは行ったことすらない。インド出店を見据えて、まずは身近で鉄板焼きの店をやろうと考えました」。「渋谷 半地下酒場」がオープンした1か月後には同物件との出合いがあり契約。早速、鉄板焼き酒場の開業に向けて準備が始まった。

この「ダガヤサンドウ」は、今井氏がと添田氏の2人が密かに注目していたエリア。「中目黒や三軒茶屋のような、もはや飲食激戦区になっている場所への出店は躊躇していた。自身も40代になり、年々、落ち着いた場所でしっぽり飲みたいという気持ちが強くなってきて。この辺はアパレル関係の事務所も点在し、特に添田は周辺に知人も多く、馴染みのあるエリア。若者だけでなく様々な年齢層のいる街なので、老若男女に愛される地域密着店を目指したかった。鉄板焼きであれば座敷で子連れも利用しやすいし、お年寄りも楽しめるのが好都合でした」と今井氏。

元は長く続いた食堂だった物件。キッチンを囲むカウンター席に、奥にはテーブル席と座敷席。お好み焼き・焼きそばは全席で楽しめるが、もんじゃ焼きは鉄板が設置されたテーブルと座敷のみで注文可

「渋谷 半地下酒場」を作った際と同様、「お金をかけずに見栄え良く見せる」を意識。昔ながらの鉄板焼き店をオマージュしながらも、どこかスタイリッシュでシンプルなデザインに仕上げている。こだわりは、壁に飾られた新城大地郎氏による巨大なアートワーク

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