私設文化会館「C/NE」のポップアップレストランからスタート
学芸大学駅には、東急東横線の高架下を活用した商業施設が3箇所ある。東口はテイクアウト惣菜店などが並ぶ「学大市場」、クリーニング店などがある「学大小路」があり、一方で西口から線路沿いに歩くと、今度は飲食店が軒を連ねる「学大横丁」が見えてくる。その横丁の一角に昨年12月オープンしたのが「CHI-FO台湾屋台縁食区」だ。料理長は菊田悟氏。世界中を旅しながら料理を研究し、「キクタロー」名義でケータリングやイベントを軸に活動してきた人物だ。現地の夜市に並ぶようなローカルフードをさらにブラッシュアップさせ、台湾クラフトビールやオリジナルカクテルとともに提供する。
同店の前身は、学芸大学のカルチャースペース「C/NE」で菊田氏が開催していたポップアップレストラン。ここでは映画上映やトークイベントほか、さまざまな料理人が週末ごとに多彩な料理を振る舞っている。同氏は2019年頃から月1回のペースでポルトガル料理や和食、スペイン料理など、旅先からインスパイアされた料理を提供していた。中でも毎回人気があったのが台湾料理。スパイスブームやアジア料理への関心が高まってきた時期も追い風になった。「C/NE」の館長を務めるウェルカムトゥドウの上田太一氏は「回を重ねるごとにキクタローさんが作り出す台湾料理のファンが増え、『C/NE』の40席が常に満席に。お客さんが入りきらなくなってきたこと、キクタローさんと僕の2人ではオペレーションが厳しくなってきたこともあり、次のステップとして実店舗を考え始めました」と話す。
ファンがこれまでと同じように通えるようにと、物件は学芸大学エリアに絞って探した。難航の末、「C/NE」からもほど近い「中華そば 青葉」跡地に決まった。高架下の雰囲気が屋台を想起させることも決め手になったという。
店舗データ
店名 | CHI-FO台湾屋台縁食区(チーフォ たいわんやたいえんしょくく) |
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住所 | 東京都目黒区鷹番2-21-14 学大横丁1F |
アクセス | 学芸大学駅から徒歩3分 |
電話 | 070-8549-7210 |
営業時間 | 平日18:00〜23:00、土日祝12:00〜15:00、18:00〜23:00 |
定休日 | 毎週月曜、隔週火曜 |
坪数客数 | 約15坪、16席(カウンター5席、テーブル4人席2、テーブル2人席1) |
客単価 | 3000~3500円 |
運営会社 | 合同会社ウェルカムトゥドウ |
オープン日 | 2021年12月17日 |
関連リンク | CHI-FO台湾屋台縁食区(Instagram) |