新中野に「香記豚記（ホンキートンキー）」が開業。台湾酒場「フジ コミュニケーション」「オルソー」に続く3店舗目、今回はチャーシューが名物の「香港ストリートフード」がテーマ

地域住民＆遠方から目的客、両面からの集客ができるエリアで物件探し

3店舗目を視野に入れ始めたのは、「オルソー」のオープンから２月後。目標月商である600万円をクリアしたことから物件を探し始めた。出店場所の条件は「住宅街があり、かつ都心から離れすぎてないエリア」。その意図について、代表の近藤氏はこう話す。「創業店『フジ コミュニケーション』はオープンから1年後にコロナ禍となりましたが、売上は下がるどころか右肩上がりで推移していました。その最大の要因は、住宅街だったので近くに住んでいる人が多かったことだと分析しています。加えて、SNSの口コミを見て来店するお客様に支えられたことも大きかった。既存店はこの２つの客層がちょうど半々。今回も同様の集客ができる場所がいいと考えました」。

そうして見つかったのが新中野の同物件だ。メガターミナルである新宿駅から丸の内線で３駅と利便性がありつつも住宅街が広がるエリア。家賃が安かったことも決め手になったという。「家賃は坪1.5万円以内で、加えて居抜きなどでコストを抑えられればベスト。規模は2オペで回せる10坪程度が理想です。私達の戦略としては、こうした低コストで開業・運営できる店をどんどん増やしていきたい。この物件は希望に叶うかたちでした」。

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