ポートランドのクラフトビール専門店「PDX TAPROOM」の2号店「WEDGE BOTTLE SHOP & PIZZA」が茗荷谷に開業。国内外のクラフトビールを揃え、オリジナルのクラフトピザをペアリング。酒販免許を取得し小売りも可能に

多彩なラインナップのクラフトビールに、相性の良いオリジナルピザ

クラフトビールは樽生の10タップを用意。国内外からピルスナーやラガー、ウイートエールやペールエール、スタウトなどをバランスよく揃え、人気のIPA は3～4種類を用意。また、ハードサイダーも1種類あり。まん延防止等重点措置が適用中の現在は開栓後のロス回避のため、20リットルが主流の海外樽は少なめにし、10～15リットルの国内樽に比重を置く。こうした開栓情報などはInstagramで随時発信しているという。

缶やボトル類は約200種をラインナップ。国内外のビールほかハードサイダーやセルツァーを置いている。これらは開栓料をプラスすれば店内で飲むことも可能だ（600ml未満＋330円、それ以上のサイズは＋550円）。

オーストラリア「One Drop Brewing」がアメリカ「Yakima Chief Hops」とコラボしたIPAなど、樽生・ボトル・缶それぞれでこだわりの銘柄を揃える

フードは、海外のビアバーではフードペアリングの定番となっているクラフトピザを主軸に据えた。アメリカの雰囲気を少しでも楽しんでもらえるようにと、提供するのはイタリアの“ピッツァ”ではなく、固定概念にとらわれないオリジナル要素を持つ “ピザ”。蓄熱性の高いフランス産レンガを使ったピザ窯を導入し、外側はカリッと、中はモチッとした食べ応えのある味わいの生地に仕上げている。チーズベースとトマトベースをそれぞれ3～4種類用意しており、人気はチーズベースでは「じゃがいも、ベーコン、ローズマリー、玉ねぎのピザ」や、「舞茸、しめじ、ベーコンのピザ」(各1430円)、トマトベースでは「自家製サルシッチャ、ケールのピザ」（1380円）や「半熟卵、ツナ、ケッパー、オニオン、アンチョビのピザ」(1430円)などがよく出るという。

フードはクラフトビールとの相性を考えたピザをメインに。直径23㎝程度でひとりでも食べ切れるサイズにしている。写真はトマトベースの中でも人気の高い「自家製サルシッチャとケールのピザ」

また、ピザ窯の特性を活かした焼き野菜もメニューのひとつに加えている。エリンギやじゃがいも、トマト、かぼちゃなど、1種類550円、3種類1380円で提供。こちらも高温短時間で焼き上げるため、野菜の甘味が増してジューシー だと評判を得ているという。その他、「フランス産茹でたてそら豆」（550円）、「揚げたてポテトチップス」（680円）といった前菜や、「チョリソーと4種の豆の煮込み」（950円）などの煮込み料理も用意。煮込みにはピザ生地をベースにした自家製フォカッチャも付けている。

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