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ポートランドのクラフトビール専門店「PDX TAPROOM」の2号店「WEDGE BOTTLE SHOP & PIZZA」が茗荷谷に開業。国内外のクラフトビールを揃え、オリジナルのクラフトピザをペアリング。酒販免許を取得し小売りも可能に


コロナ禍で2号店計画の見直しへ。その後を見据えた店づくり

「PDX」が軌道に乗ったこともあり、2020年頃から2号店の出店を計画。もともとはドミナント展開として神宮前から近い表参道や恵比寿エリアで物件を探していたが、コロナ禍で方向転換を余儀なくされた。平松氏は「既存店を維持しつつ、アフターコロナを見据えた2号店を作ろうと計画を練り直しました。ブルワリーなど生産者の顔が見えるようなセレクトや、コミュニティを大切にする考え方のベースはそのままに、ポートランドに特化した『PDX』とは違うアプローチの店づくりに辿り着いたんです」と語る。

物件探しも都心から住宅街へ。新たな候補に挙がったのは平松氏が生まれ育った文京区エリアだった。「イチから商圏調査をするよりも土地勘のある場所の方がなじみやすさがありますよね。希望はある程度の広さが取れる駅近の路面店。また、小売りができるビール用ショーケースや充実したキッチン設備も整えたいなと。隣接する豊島区の目白や雑司が谷なども含め色々探した結果、生まれ育った地元・茗荷谷の物件を見つけました。周辺は大手チェーン店が多く、個人店はまだまだ少ない状況。国内外の幅広い銘柄を揃え、クラフトビールへの間口を広く取ったお店なら多くの方が気軽に入りやすいのではと考えました」と平松氏。

「WEDGE」の開業に伴い酒販免許を取得。飲食店としてだけでなく酒屋としても営業できるよう、缶やボトルビールを販売するボトルショップの機能を併設し、コロナ禍で外食が不振になった際のリスクヘッジを行なっている。店内には半個室のテーブル席やカウンター席があるが、入口付近にもドラム缶をテーブル代わりにしたスタンディングスペースを用意。現在はゆとりを持たせたレイアウトにしているが、アフターコロナには着席もできるよう柔軟に変えられるようになっている。

店内は「PDX TAPROOM」と同様、リサイクルやインダストリアルをテーマに。フローリングやカウンター下の波板などは実際にアメリカの工場で使われていたもの。天井や壁に配したライティングは銅管をアップサイクルした特注品

店舗データ

店名 WEDGE BOTTLE SHOP & PIZZA (ウエッジ ボトルショップアンドピッツァ)
住所 東京都文京区大塚1-1-13

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アクセス 茗荷谷駅から徒歩1分
電話 03-5810-1611
営業時間 月~金15:00~23:00、土12:00~23:00、日・祝12:00~21:00(LOフード1時間前、ドリンク30分前)
定休日 年末年始
坪数客数 23坪、27席(カウンター7、テーブル7)ほかスタンディング
客単価 3000~3500円
運営会社 株式会社PDX
オープン日 2021年10月10日
関連リンク WEDGE BOTTLE SHOP & PIZZA(Instagram)
関連ページ PDX TAPROOM(記事)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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