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荻窪で「チューハイ倶楽部C」がオープン。酒場ライターと和食料理人の同級生コンビが、下町チューハイ文化をリスペクトした地域密着酒場を創り上げる!

10月1日、荻窪に「チューハイ倶楽部C」が開業した。運営する山下貴將氏と畠山槙太郎氏は幼馴染の同級生。山下氏は酒場関連の取材ライターとして活躍。畠山氏は調理師専門学校卒業後、和食店で修業を積んだ。互いに異なるアプローチで飲食業界の知見を深めてきたふたりが挑戦するのは、下町のチューハイ文化をリスペクトした酒場。店の看板たるオリジナルレモンチューハイとつまみで単価アップを図るカウンター席と、時間無制限チューハイナカ飲み放題700円という独自のシステムでちょい飲み客をターゲットにした立ち飲みスペースとで、ふたつの切り口で近隣住民の取り込みを狙う。


ライターと料理人。学生時代の約束を果たすべく、それぞれ別の道で知見を深める

荻窪駅北口から伸びる教会通り。多彩な店舗が軒を連ねる商店街の突き当りで「チューハイ倶楽部C」と出合う。築50年を超える一戸建てを改装した情緒あふれる外観と、コンクリートに近いグレーの壁が小洒落ている内観のギャップが特徴的だ。「ファサードは少しダサさを出してハードルを下げて、中に入ったら意外と落ち着く、みたいなイメージです」と、代表の山下貴將氏はにっこり微笑む。

山下氏は、大学生の頃に音楽の道を志し、バンドマンとして活動。活動に一区切りがついた25歳の頃、ライターを志すことを決意した。一方、畠山氏は、大学時代に飲食店のアルバイトで接客の面白さに目覚め、中退。調理の専門学校に入学した。「畠山とは、当時から『いつか一緒に店をやろう』という話をしていました。彼は料理の技術を学ぶために学校に入った。ならば私は飲食ライターになり、業界のトレンドや経営の知見を深めていこうと考えたんです」と、山下氏。偶然にも、畠山氏の父親がライターだったこともあって編集者のつながりを作ることができ、様々な飲食店の取材やメディア運営などに携わることができた。現在も、ライター業は継続中だ。

一方、専門学校で調理技術を学んだ畠山氏は、当時SB食品が銀座で運営していた和食店「HIDORI」に入社。接待利用の大所帯向けの調理場を経験。その後、人の縁に恵まれ、同じく銀座の「割烹 京矢」にて板前として働いた後、浅草橋のハマグリ専門店「海のたから」では店舗の立ち上げに携わった。着実に料理人としての経験を積み、山下氏との店舗出店を現実的に進めていくために退職。物件探しの間、新宿の知人の飲食店を手伝いつつ、別の知人が経営するゲーム会社でアプリゲームのプランナーをやるなど、少々変わった仕事にも取り組んでいた。

商店街の端っこ、住宅街の入口に差し掛かる場所に。「家に着く前の最後の給水ポイント的なノリで使ってもらいたいですね(笑)」と、山下氏

店舗データ

店名 チューハイ俱楽部C
住所 東京都杉並区天沼3-6-22

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アクセス JR荻窪駅北口から徒歩5分
電話 070-8426-6770
営業時間 17:00~24:00
定休日 月曜
坪数客数 9.5坪 カウンター8席、立ち飲み9名
客単価 カウンター3000円、立ち飲み2000円
オープン日 2021年10月1日
関連リンク チューハイ倶楽部C(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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