独自路線に磨きをかけ、未開拓市場の最前線を駆け抜ける
10月は緊急事態宣言下で時短営業でのスタートだったが、徐々にフルタイムにシフト。11月、12月にかけて平均的な売上は上がっている。「お酒メインの『ビアカフェ 萬感』と比べて料理の品数が多いので、食事利用のお客さまが目立ちます」と、髙橋氏。今後、きのこの品揃えを増やし、さらに専門性を増していく考えだ。「現在もきのこ専門店は世の中にあるのですが、高級店が多い。手軽に未知の味を食べられる店として、周知していきたい。それに加えて、エッジを鋭くしていくためにメニューも精査していきたいですね。例えば海鮮酒場の『本日の鮮魚』みたいな感じで、日替わりの天然きのこをたくさん扱ってみたいと思っています」。ブルーオーシャンともいえるきのこ酒場市場。先駆者としてトレンドを作っていけるか、期待がかかる。

左から店長の来馬隆文氏、オーナーの髙橋雄一郎氏。来馬氏は農学系の大学出身の研究肌で、メニュー開発を担当。髙橋氏からきのこ酒場のアイデアを聞き、「おもしろそう」と立ち上げに参加した
(取材=髙橋 健太)
店舗データ
| 店名 | きのことおさけ |
|---|---|
| 住所 | 東京都杉並区高円寺南3-68-1 |
| アクセス | JR中央線高円寺駅から徒歩3分 |
| 電話 | 03-6781-3934 |
| 営業時間 | 17:00~24:00 |
| 定休日 | 火曜 |
| 坪数客数 | 約7坪 14席 |
| 客単価 | 3000~4000円 |
| 運営会社 | 株式会社萬感 |
| オープン日 | 2021年10月27日 |
| 関連リンク | きのことおさけ(Instagram) |
| 関連リンク | 萬感BANKAN(記事) |
| 関連リンク | ワイン蔵 BANKAN(記事) |


















