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国産クラフトビール専門店「ビアカフェ萬感」が、高円寺に「きのことおさけ」をオープン。きのこ尽くしのつまみに日本酒はじめ国産酒を提供する“きのこ酒場”

10月27日、高円寺にきのこ専門酒場「きのことおさけ」が開業した。運営する萬感(東京都杉並区)代表取締役の髙橋雄一郎氏は、2011年に同エリアで「ビアカフェ 萬感」の開業で独立。2013年には2号店となる「ワイン蔵 BANKAN」(現在は経営を譲渡)を展開。今回は、髙橋氏が長年温めてきた「きのこが主役の酒場」というコンセプトを体現し、フードのすべてがきのこ尽くし。ドリンクは厳選した日本酒が看板となる。「きのこ×日本酒」という、新たなニーズを開拓していく考えだ。


トレンドを先読みしたマーケティングで国産クラフトビールや国産ワインの専門店を出店

JR高円寺駅南口を出たら、高架沿いに阿佐ヶ谷方面へ。ガード下に軒を連ねる酒場の賑わいを眺めながら歩いていると、きのこのイラストが可愛らしい「きのことおさけ」の暖簾が目に飛び込んでくる。オーナーの髙橋雄一郎氏は、「きのこのポテンシャルに心惹かれて」と、目を輝かせる。

髙橋氏は、沖縄の大学で農学部を専攻。卒業後は高校教師、建築業界など多様なキャリアを渡り歩いた。その後、東京へ出てきてから焼酎バーの店長を任され、本格的に飲食店経営を学び、独立を考えるようになる。「自分が店をやるとして、扱う商材にはストーリーが必要だと思ったんです」と、髙橋氏。いくつもアイデアが浮かぶ中、当時もっとも思い入れを持っていた国産クラフトビールを選び、2011年に高円寺で「ビアカフェ 萬感」を開業した。髙橋氏は、「当時は今ほどクラフトビールが流行っていなかったため、『もっと多くの人に国産クラフトビールの魅力を伝えたい!』という一心でした。店舗展開を積極的にしたいとか、そういう気持ちはなかったですね」と、語る。2013年に中野で開業した「ワイン蔵 BANKAN」も、スタッフの国産ワイン愛に動かされての出店で、最終的にはそのスタッフに譲渡する気持ちでいた。実際に、同店の経営は髙橋氏の手から離れている。

独特の賑わいを見せる高円寺のガード下に立地。店先に折り畳み式のカウンターも用意し、夏場は外飲み客を取り込む予定だ

店舗データ

店名 きのことおさけ
住所 東京都杉並区高円寺南3-68-1

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アクセス JR中央線高円寺駅から徒歩3分
電話 03-6781-3934
営業時間 17:00~24:00
定休日 火曜
坪数客数 約7坪 14席
客単価 3000~4000円
運営会社 株式会社萬感
オープン日 2021年10月27日
関連リンク きのことおさけ(Instagram)
関連リンク 萬感BANKAN(記事)
関連リンク ワイン蔵 BANKAN(記事)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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