トレンドを先読みしたマーケティングで国産クラフトビールや国産ワインの専門店を出店
JR高円寺駅南口を出たら、高架沿いに阿佐ヶ谷方面へ。ガード下に軒を連ねる酒場の賑わいを眺めながら歩いていると、きのこのイラストが可愛らしい「きのことおさけ」の暖簾が目に飛び込んでくる。オーナーの髙橋雄一郎氏は、「きのこのポテンシャルに心惹かれて」と、目を輝かせる。
髙橋氏は、沖縄の大学で農学部を専攻。卒業後は高校教師、建築業界など多様なキャリアを渡り歩いた。その後、東京へ出てきてから焼酎バーの店長を任され、本格的に飲食店経営を学び、独立を考えるようになる。「自分が店をやるとして、扱う商材にはストーリーが必要だと思ったんです」と、髙橋氏。いくつもアイデアが浮かぶ中、当時もっとも思い入れを持っていた国産クラフトビールを選び、2011年に高円寺で「ビアカフェ 萬感」を開業した。髙橋氏は、「当時は今ほどクラフトビールが流行っていなかったため、『もっと多くの人に国産クラフトビールの魅力を伝えたい!』という一心でした。店舗展開を積極的にしたいとか、そういう気持ちはなかったですね」と、語る。2013年に中野で開業した「ワイン蔵 BANKAN」も、スタッフの国産ワイン愛に動かされての出店で、最終的にはそのスタッフに譲渡する気持ちでいた。実際に、同店の経営は髙橋氏の手から離れている。
店舗データ
店名 | きのことおさけ |
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住所 | 東京都杉並区高円寺南3-68-1 |
アクセス | JR中央線高円寺駅から徒歩3分 |
電話 | 03-6781-3934 |
営業時間 | 17:00~24:00 |
定休日 | 火曜 |
坪数客数 | 約7坪 14席 |
客単価 | 3000~4000円 |
運営会社 | 株式会社萬感 |
オープン日 | 2021年10月27日 |
関連リンク | きのことおさけ(Instagram) |
関連リンク | 萬感BANKAN(記事) |
関連リンク | ワイン蔵 BANKAN(記事) |