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学芸大学「ひとひら」の新店舗、「代官山ひなた」がオープン。コロナ後を見据え、1万円で満足できる、割烹レベルの上質な居酒屋で持続可能な商売を実践

8月23日、「代官山ひなた」がオープンした。炉端を囲む白木カウンターの空間で割烹レベルの上質な和食を提供する居酒屋だ。おまかせコースを主体とし、単価1万円前後で「二次会いらず、1軒で満足できる店」を目指す。オーナーは、学芸大学の人気酒場「ひとひら」を展開する赤川登希夫氏。リーズナブルな価格設定で1日3~4回転する「ひとひら」のビジネスモデルから趣向を変え、少数のお客から満足度を高めて高単価を獲得する戦略だ。今後、コロナ後に夜の飲酒需要が減少することも見据え、持続可能な商売を実践していく。


月商900万円の繁盛店「ひとひら」の新店舗は、単価1万円前後の高単価路線の居酒屋に

東急東横線の代官山駅。高級住宅が立ち並び、いわゆるハイソサイエティな街として知られている。代官山 T-SITEをはじめ、話題の施設や店舗が立ち並ぶ方面とは駅を挟んで反対方向、住宅や小さなショップが立ち並ぶ閑静なエリアのビル1階に「代官山ひなた」がオープンした。炉端を囲むカウンターを中心とした店内で、割烹レベルの和食が楽しめる居酒屋だ。食の感度が高い、上質を知る大人達が単価1万円前後で飲んで食べて満足できる店を目指している。

オーナーの赤川登希夫氏は、27歳の時にサラリーマンから飲食へ転身。三軒茶屋「和処ととし」や「三軒茶屋 庄助」(現在は閉店)であわせて約10年にわたり経験を積み、2016年、学芸大学に「ひとひら」をオープンし独立した。同店は一品から注文できる「お好み天ぷら」をウリに、オープン当初は単価3500円程度、ちょい飲み需要にこたえる店づくりが大当たり。現在、単価は4000~5000円に伸長し、1日3~4回転、月商850~900万円の人気店へと成長している。その後2019年には、目黒に「目黒ひとひら」も出店。こちらは客単価を5000円に定め、ややアッパーな雰囲気を目指した。同店の売上も順調に推移し、今年9月には同店で活躍してきた坂上 純氏の独立支援として店を委託し、「炉端と酒 きいと」としてリニューアルオープンしたところだ。そして今回の「代官山ひなた」は、単価1万円、「目黒ひとひら」からさらに高単価路線の居酒屋となっている。

代官山駅から徒歩2分の路面に立地。高層マンションの代官山アドレスのそば、T-SITEなどがある側とは反対な閑静なエリアだ

店舗データ

店名 代官山ひなた
住所 東京都渋谷区代官山町18-8堀井代官山ビル1F

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アクセス 代官山駅から徒歩2分
電話 03-6450-3606
営業時間 17:00~23:00
定休日 月曜
坪数客数 17坪16席
客単価 8000~12000円
オープン日 2021年8月23日
関連リンク 目黒ひとひら(記事)
関連リンク ひとひら・TRATTORIA 夷・鳥せん(記事)
関連リンク 代官山ひなた(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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