他店舗展開を開始した矢先のコロナ禍。酒場にこだわらない業態づくりの必要性を実感
代々木上原の店には美容師の常連が多く、同じく美容室の多い原宿は親和性が高いと考え、同様の大衆酒場業態を出店した。ところが、原宿の開業準備中にコロナ禍に見舞われてしまった。今後、飲食業において夜の酒場営業のみで収益を出していくのは難しく、食事業態やカフェなど、酒場以外にも挑戦する必要性を感じるようになったという。そんな折、代官山の同物件を紹介された。「もともと私自身がカフェやコーヒーが好きで、以前からカフェをやりたいという思いはありました。客席フロアがL字型になっているこの物件を見たとき、最初は空間を2つに区切り、カフェと酒場、2つの店舗として営業しようと考えました。ですが、喫茶と酒場を混ぜた店づくりも面白いのではないか?と思ったんです」と中島氏。どの時間帯でも、喫茶としても酒場としても使える喫茶酒場の業態に行きついた。
元はメキシカンだったという物件はスケルトンから造作。店内入って左側を喫茶ゾーン、右側を酒場ゾーンに区画を分けた。どちらも木材を基調としつつ、それぞれカフェらしさ、酒場らしさを感じるデザインに仕上げている。もともとあったテラス席は、コロナ禍の状況を汲み、より間口を広げた換気のよい席に作り替える工夫も凝らした。
店舗データ
店名 | 喫茶酒場 代官山ジャンプ |
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住所 | 東京都渋谷区代官山町13-4 セレサ代官山2階 |
アクセス | 代官山駅から徒歩3分 |
電話 | 03-6455-1815 |
営業時間 | 12:00~22:00(ランチメニューLO14:30) |
定休日 | 月曜 |
坪数客数 | 30坪60席 |
客単価 | 喫茶1000~1500円、酒場2500~3500円 |
オープン日 | 2021年6月8日 |
関連リンク | 喫茶酒場 代官山ジャンプ(Instagram) |