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水道橋に「うな重(しげ)」がオープン。老舗同様、店内でタレ付けして焼き上げる鰻重を驚異の1210円から提供、グローバルダイニング出身者による「鰻重専門ファストフード店」

7月1日、水道橋に「うな重」がオープンした。多くの老舗と同じように店内でタレ付けして焼き上げる鰻重を破格の1210円から提供する。徹底したシステム化、仕入れの効率化で低価格を実現。仕掛けるのは濱野浩一氏。グローバルダイニングで新店舗出店業務を手掛け、独立後はカフェや宿泊施設を展開。近年は事業を売却し個人で飲食店のプロデュースなどを行っていたが、新たな鰻チェーンの展開に向けて一念発起。「鰻重のファストフード店」を目指し、昨今の鰻ブームの中で覇権を取りにいく。


数多くのレストランを手掛けたグローバルダイニング出身者の新しい挑戦は“鰻重”

「ハレの日に食べる高級品」のイメージが強い鰻だが、ここ数年で鰻を低価格で提供する業態が次々に登場している。1杯590円のうな丼を打ち出す「名代 宇奈とと」や、急速な店舗拡大中の「鰻の成瀬」など、枚挙に暇がない。そんな中、新たな鰻専門店としてオープンしたのが「うな重」だ。水道橋駅から徒歩3分の路面に立地し、鰻店らしかぬシンプルでオシャレな店構えからか、客層は老若男女で幅広く、20代の若い層も目立つ。「鰻の消費量は年々右肩下がり。これから鰻の消費量を回復させるには、若い人にこそ鰻の美味しさを知ってもらわなくては」と話すのは、代表の濱野浩一氏だ。

濱野氏はグローバルダイニング出身。代表の長谷川耕造氏のもと、1999年に同社が上場して以降の店舗の出店を手掛け、数年後には企画開発部部長となり店舗開発全般に携わった。2010年に独立し、easygoingを設立。富ヶ谷「tomigaya TERRACE」や馬喰町「bakuro COMMON」といったカフェレストランを都内で計5 店舗展開したほか、奈良で宿泊施設も手掛けた。その後、紆余曲折あり会社を売却し、2019年からは個人で飲食店の開業サポートを行っていた。

「鰻業態を始めようと考えたのは、コロナ禍。決して最近のブームに乗ったわけではない」と濱野氏。中国の大手鰻加工業者から日本で鰻を売ってほしいという相談を受けたことがきっかけだ。「稚魚の価格高騰もあり、消費量は年々減っている。多くの人は鰻を食べるのは年に1、2回程度で、ハレの日に食べる特別なものというイメージが定着している」と話す。そんな中、どう鰻を食べさせるか。そこで思いついたのが「鰻重のファストフード店」だ。「今や高級品になった鰻を低価格で手軽に提供し、鰻を月に一回食べてもらえるようにしたい」と濱野氏。

ワーカーや大学生など老若男女が通りかかる立地。店頭のタブレットで注文と会計を済ませてから入店する

店舗データ

店名 うな重(うなしげ)
住所 東京都千代田区神田三崎町2-8-10

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アクセス 水道橋駅から徒歩3分
営業時間 11:00~21:00(LO20:30)
定休日 不定休
坪数客数 27.5坪31席
客単価 1500円
運営会社 株式会社うな重
オープン日 2024年7月1日(6月6日夕方6時よりプレオープン実施)
関連リンク うな重(HP)
関連リンク フースタFC「うな重」ページ(FC等の問い合わせはこちら)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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