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神田・小川町に「LYFE 酒と飯と」がオープン。アパレルや飲食企業を経たオーナーの独立店舗、時代に逆行する39坪の大箱&徹底したアナログ営業で地域の心をつかむ


惚れこんだ立地で、時代に逆行する39坪の大箱で勝負!

多くの経験を積み、40歳を目前に独立を決意。神田・小川町のこのエリアはかねてより狙っていたといい、駅と駅に囲まれた真ん中の地点に「井戸」をつくること、さらにこの五十(ごとう)通りの雰囲気に惹かれたのだという。「五十通りから1本向こうの靖国通りは大通りで、地域の人が集まる場所としては目立ちすぎてしまう。反対に1本奥の警察通りは人通りが少なくさみしい。人々の息遣いが聞こえる、ちょうどよい雰囲気のこの通りで店をやりたいと思いました」。そしてこの物件が出た時には家賃も聞かずに申し込む意思を固めたという。39坪と広く、創業店としてはなかなかのチャレンジだ。「最近は小箱の居酒屋が盛況だと感じており、ここは時代に逆行する大箱。周囲からは反対されることもありましたが、反対されると逆にワクワクしてしまいました」と井田氏。

物件が決まってからは晴れの日も雨の日も、物件の前に立ち、通行人の観察を続けたという。どんな人が、何人組で、何時に、どの方向に向かって歩いているのか。向かいにあるオフィスビルに入っている企業についても事業内容や働いている人の平均年収などを調べ上げ、徹底的にリサーチ。その結果、行きついたのが老若男女が集える「食堂酒場」だ。昼は周辺ワーカーをメインターゲットにランチを提供する食堂、夜は気の利いたつまみとお酒が楽しめる酒場とした。

店舗デザインは井田氏が憧れを抱いているというポートランドの雰囲気を意識。席間はゆったりと取り、「セオリーよりも20席は引いている」と、約40坪に56席を配置した。

盆栽や枝もののグリーンを散りばめ、打ちっぱなしのコンクリートの中にもあたたかみのある木をアクセントにしている。角地ゆえ二面採光で開放感ある造りだ。テーブルなどの家具や左官は職人と井田氏とともに手作り。1か月の急ピッチで仕上げた

店舗データ

店名 LYFE(ライフ) 酒と飯と
住所 東京都千代田区神田錦町2-4-1 ダヴィンチ小川町 1F

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アクセス 小川町駅、新御茶ノ水駅、淡路町駅から徒歩7分、神保町駅から徒歩11分
電話 050-6866-0043
営業時間 ランチ11:30~売切次第終了、ディナー18:00~23:00頃、土15:00~23:00頃
定休日 日曜
坪数客数 39坪56席(+縁側10席)
客単価 ディナー3000円弱
運営会社 株式会社十八商店
オープン日 2024年5月20日
関連リンク LYFE 酒と飯と(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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