「大衆酒場ビートル」の展開に貢献したエースが独立し、元住吉に「酒場ヒナタ」を開業。伝統的な酒場文化をリスペクトした、老若男女に愛される令和の大衆酒場が誕生

長く愛される地元のシンボル的な酒場を目指す

オープンしてすぐのゴールデンウイーク中は14時から店をオープンしていたが、昼飲みの地元客でにぎわったという。「元住吉は、酒場慣れ、飲み慣れている人が多いという印象です。長居するというよりは、ビール一杯飲んで、二品ぐらい頼む。料理が来たタイミングでもう一杯頼んで、〆を食べて帰るという感じです」と山口氏は元住吉の地域性について話す。現在は老舗の跡地ということもあり、以前「鳥作」に通っていたお客の来店が多いのだそう。女性の一人客も多く、子連れの家族にも気軽に来てもらえる店にしたいという。

今後の目標を尋ねると「店舗を増やしていくことより、『鳥作』のように老若男女から長く親しまれる、地域のシンボル的存在になるように接客も料理も磨きをかけていきたいですね」と話す山口氏。角地に立ち、日当たり抜群な店は、店名と同じく地域の“陽だまり”として多く人に慕われる店になりそうだ。

代表の山口健太郎氏。奥様はプロダクトオブタイムの同僚で、元住吉は奥様の地元になる。夫婦二人三脚で地域に長く根付く店を目指す

（取材＝小田中 雅子）

店舗データ