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三軒茶屋に「麦酒宿 まり花」が開業。「大衆酒場ビートル」や「クラフトマン」を展開するプロダクトオブタイムによる、大衆酒場×クラフトビールのハイブリット業態!

5月29日、三軒茶屋に「麦酒宿 まり花」(びあじゅく まりばな)がオープンした。プロダクトオブタイム(東京都品川区、代表取締役:千倫義氏)の21店舗目だ。「クラフトマン」などクラフトビール業態と「大衆酒場ビートル」のネオ大衆酒場を得意とする同社ならではのハイブリット業態で、クラフトビールを日常の飲み物にしたいという思いを込め、酒場文化の色濃い三軒茶屋に堂々登場した。

老舗感漂う看板が目印。店名の「まり花」とは、ビールのホップの花を指す「毬花(まりはな)」から。多くの酒場が立ち並びながらもクラフトビール専門店が少なかった三軒茶屋にぴったりハマる業態だ
奥へと伸びる長方形の店内。コの字カウンターや煮込みの大鍋など大衆酒場の趣の店内だが、カウンター裏には12のビールタップが設置され、空間に違和感なく溶け込んでいる
名物の「塩煮込み」。和風味ではなくイタリア風の塩ベースの味付けで、クラフトビールとの相性を考えている
クラフトビールとアジアンの組み合わせも提案。「青パパイヤサラダ」はほどよい辛さでビールが進む品
プロダクトオブタイム代表の千倫義氏。同店の象徴とも言えるビールタップの前にて

大衆酒場とビールを長年扱ってきたプロダクトオブタイムだからできる業態

三軒茶屋駅前から南へ徒歩3分、飲食店がひしめく人通りの多い路地に「麦酒宿 まり花」はオープンした。ずっとそこにあったかのような老舗の風格を感じさせるレトロな手書きの看板が目を引く、クラフトビールが楽しめる大衆酒場だ。

運営会社の千倫義氏率いるプロダクトオブタイムでは、13年前にベルギービール業態の「ヘイメル」を開業し、その後「クラフトマン」などクラフトビール業態を展開してきた。さらに、8年前にオープンしたネオ大衆酒場「大衆酒場ビートル」が大ヒット。「クラフトビール×大衆酒場の業態が生まれたことは、ごく自然な流れだった」と千氏。「クラフトビールはアロマが強いものや、アルコール度数が高いものなどが多く、総じて味が濃い。そういった飲み物は同じく味の濃い、インパクトのある料理、レストランなど非日常の料理と合わせやすい。ですが、僕らはクラフトビールを日常の飲み物として楽しんでほしいという思いから、日常の食べ物を扱う大衆酒場と組み合わせました」と話す。

「大衆酒場ビートル」をベースに、微調整を重ねてしっくりと馴染むクラフトビール

内装や看板デザイン、メニューなどは「大衆酒場ビートル」がベースとなっている。店舗デザインは古典的な大衆酒場をリスペクトした装いにしながら、カウンター後ろには12のビールタップがずらり。大衆酒場にビールタップ、一見、ミスマッチとなりそうな組み合わせだが不思議と馴染んでいるのは人知れず微調整を重ねに重ねた成果だという。入口すぐはコの字カウンター、奥には大テーブルや4名掛けテーブルが配置され、元気なスタッフの掛け声とともにお客を迎える。

メニューは、「大衆酒場ビートル」でおなじみの酒場メニューを中心に、クラフトビールとの相性を考えた品々で構成。メニュー表の先頭に並ぶ「塩煮込み」(450円)は、イタリア料理の“ランプレドット”をイメージし、牛モツを塩ベースで煮込んだ洋風の品だ。1本120円から揃える串焼きや、おでん(1品150円~)、低温調理したレバーを別添えの鉄石で好みの具合に熱して楽しむ「レバテキ」(390円)など「大衆酒場ビートル」よりも数は三分の一ほどに絞られるものの、おなじみの品々が揃う。新たな試みとして、クラフトビールとアジアンの組み合わせも提案し、「青パパイヤサラダ」(380円)、「パッタイ」(630円)も注目すべきメニューだ。

ドリンクの目玉はもちろん12タップを揃えるクラフトビールだ。国内外のブリュワリーのものを樽替わりで提供。国内産のビールはSmall 600円、Regular 900円、海外産はSmall 650円、Regular 950円の均一価格だ。グラウラーでのビールの持ち帰りにも対応する。同社では2019年10月から宮城・気仙沼でブルワリー事業「BLACK TIDE BREWING」を開始しており、今後そこで醸造したビールも登場予定だという。

ビール以外にも、「甲類焼酎」(290円)に、「ホッピー」(260円)、「レモン」(180円)などの各種割り材から、「デュワーズハイボール」(390円)、「樽酒菊正宗」(一合390円~)や地酒(各500円)、焼酎、ワインまで、大衆酒場らしい間口の広い構成となっている。

同社の集大成となる業態。出会い次第では展開も?

千氏は、「『まり花』は、今までやってきたことの集大成。クラフトビールをどういう環境で飲みたいか、クラフトビールに大衆酒場の要素をどう加えるのか、を徹底的に考えて生み出しました」と自信を見せる。「最近では『大衆酒場ビートル』のFC展開も開始しましたが、これは意図的にパッケージしたわけではなく、やりたいという人との出会いがあったから広がったもの。『まり花』も同様に、展開ありきで作った業態ではありませんが、物件や人との出会い次第では展開もあり得ます」とも話す。

(取材=大関 まなみ)

店舗データ

店名 麦酒宿まり花(びあじゅく まりばな)
住所 東京都世田谷区三軒茶屋1-36-8 由上ビル1F
アクセス 三軒茶屋駅から徒歩3分
電話 03-5787-5154
営業時間 【平日】16:00〜翌1:00【土日祝】14:00〜翌1:00 ※新型コロナの影響で現在は変則営業
定休日 無休
坪数客数 24坪52席(テラス8席含む)
客単価 3200~3300円
運営会社 株式会社プロダクトオブタイム
オープン日 2020年5月29日
関連リンク 麦酒宿まり花(FB)
関連リンク 千倫義氏インタビュー(記事)
関連リンク 酒場BEETLE田町(記事)
関連ページ Lubina(記事)
関連ページ プロダクトオブタイム(HP)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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