恵比寿に「酒場ひまり堂」がオープン。新宿「つむぎ堂」「ヒロキ倶楽部」がヒットのLINK STYLEの新業態、ターゲットやエリアを選ばない展開型居酒屋業態が登場

コンセプトは「全世代に愛される居酒屋」、裏テーマは「原点回帰」

業績好調につき、今後の店舗展開も見据える同社。スタッフの通いやすさを考慮し既存店が2店舗ある新宿からそう離れていない山手線沿線で物件を探していたという。「馬淵が得意とする広告の効果を最大化するためには広さは25坪以上が必要」と、内々での紹介で、恵比寿の元そば割烹だった地下1階物件を契約した。

今回は「全世代に愛される居酒屋」がコンセプト。「今回は恵比寿以外にも都内を中心に広く店舗展開できる業態をつくろうと思いました。何かに特化した尖った業態ではなく、幅広いメニューを揃え、ターゲットやエリアを選ばず出店できる業態を目指しました」と村野氏は話す。

同時に村野氏が設定した裏テーマに「原点回帰」があるという。「僕が飲食店で働き始めた10年前、楽コーポレーションやベイシックスのような今や誰もが知る繁盛居酒屋が盛り上がり始めた頃で、すごく格好良かった。あのエッセンスに僕らなりのサービスを合わせて、当時の雰囲気も感じる内装も意識しました」。

個室中心の造りだった居抜き物件だが、個室は2室だけ残し、カウンターを造作。テーブルは2名がけのものを置いて、フレキシブルに使えるようにして回転率を上げる狙い。「20代のお客様はテーブルを強く希望されることが多い」と村野氏

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