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渋谷に「酒処 萬斎」が開業。売上の波に悩んだ「ミュージックバーながさき」「うどん酒場萬斎」をリニューアル、奇をてらわない酒と肴、〆うどんの“ちょうどいい酒場”で安定化を図る

2023年12月13日、渋谷に「酒処 萬斎」が開業した。運営は「渋谷 半地下酒場」、千駄ヶ谷「半駄ヶ谷」、表参道「ブルー・ザ・スリー」を展開する今添笑店(東京都墨田区)。同社の共同代表の一人、今井 洋氏がこれまで個人で運営していた「ミュージックバーながさき」と「うどん酒場 萬斎」をひとつに合わせてリニューアルするかたちでオープンした。奇をてらわない酒と肴、〆のうどんを用意する“ちょうどいい酒場”を目指し、渋谷の老若男女を集客。前店舗時代の悩みだった売上の波を改善し、安定的に月商900万円を売ることを目指す。


アパレル出身コンビが「渋谷 半地下酒場」「ブルー・ザ・スリー」など繁盛店を仕掛ける

渋谷の歴史ある繁華街、百軒店。多くの飲食店が軒を連ねるが、その一角にある2階建ての古民家で営業していたのが「ミュージックバーながさき」と「うどん酒場 萬斎」だ。この度、2店舗を合わせて「酒処 萬斎」として生まれ変わった。もともと、1階にあった「ながさき」は60年続いていたスナックを2019年に今井氏が場所と店名を受け継ぎ、さらに2階部分を「うどん酒場 萬斎」としてオープンし、今井氏個人で営業を続けていた。

今井氏は服飾デザイナーを経て、青山の「うどん愛」を前オーナーから受け継いで飲食店経営をスタート。渋谷の2店舗も含む3店舗を個人で運営する中、服飾の製造事業を営む添田慎也氏とともに今添笑店を設立し、同社でも飲食店の展開を開始した。2021年、渋谷にオープンした「渋谷 半地下酒場」を皮切りに、2022年に千駄ヶ谷「半駄ヶ谷」、2023年には表参道「ブルー・ザ・スリー」をオープン。いずれも繁盛店へと成長し、全店舗黒字の順調な経営を続けている。

リニューアルの経緯について、今井氏はこう話す。「特に『ながさき』はミュージックバーという性質からコアなファンが多く、その日に立っているスタッフやお客様にかなり左右され、売上の波が大きいのが悩みでした。今添笑店の方でも店舗が増え、そちらのマネジメント業務も忙しくなってしまった。そこで、この2店舗を売上の波が少ない業態にリニューアルし、管理も今添笑店で行うことが解決策になるのではないかと考えました」。

様々な飲食店が軒を連ねる渋谷百軒店エリア、近年はトレンド発信エリアの様相も見せる。外からは中が見えず入りにくかった「ながさき」時代から一転、開放的なファサードに作り替えた

1階の様子。2階の「萬斎」にあったカウンターを1階へ下ろし移設した。「ながさき」時代のレトロな壁紙を生かしつつ、モダンな雰囲気も漂う店内に

2階はテーブル席を配置し、複数人での利用も可能だ

店舗データ

店名 酒処 萬斎
住所 東京都渋谷区道玄坂2-20-5

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アクセス 渋谷駅A0出口から徒歩5分
電話 03-6455-2665
営業時間 17:00〜24:00(LO23:30)2階テーブル席は18:00〜
定休日 第2火曜
坪数客数 17坪45席+立ち飲み5人ほど
客単価 6000~7000円
運営会社 合同会社今添笑店
オープン日 2023年12月13日
関連リンク ブルー・ザ・スリー(記事)
関連リンク 半駄ヶ谷(記事)
関連リンク 渋谷 半地下酒場(記事)
関連ページ 酒処 萬斎(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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