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惜しまれつつ閉店した渋谷の「酒呑気まるこ」が移転オープン!進化した店づくりに注目。同時にベトナムにジンギスカン店をオープン、海外進出も果たす

今から8年前の2015年、コジマ笑店(東京都武蔵野市、代表:小嶋崇嗣氏)が渋谷道玄坂にオープンした「酒呑気まるこ」。オープン以来、絶大な人気を集めていたが去年8月、物件の都合により閉店。そして2023年9月30日、渋谷の桜丘に場所を移しリニューアルオープンを果たした。今まで通り「日本の居酒屋文化を今に生かす」という根幹は変わらず、桜丘の客層に合わせて進化した店づくりが見どころだ。また、去年12月にはベトナムに「Genghis Khan HITSUJI Vietnam」を共同出資でオープンした小嶋氏。海外進出の狙いや今後の展開についても聞いた。


13坪で月商1000万円超、渋谷を代表する名酒場が惜しまれつつも物件都合で閉店

「百年に一度」とも言われる大型再開発が進む渋谷。「酒呑気まるこ」の移転先である桜丘エリアは、商業施設「サクラステージ」が開業したほか、街の回遊性を高める歩道橋の新設などが予定されており、渋谷の中でも特にめまぐるしく変貌している。一帯は閑静な住宅街で、その中には予約の取りにくい名店や繁盛居酒屋などが点在。高所得者も多く、感度の高い層が多いエリアだ。

前身となる「酒呑気まるこ」は2015年8月、楽コーポレーション出身の小嶋崇嗣氏率いるコジマ笑店の3店舗目としてオープンした。渋谷マークシティ裏、道玄坂のビル奥に佇む同店だが、高知から取り寄せるカツオの藁焼きをウリに、入口の縄のれんに壁一面に貼られた短冊メニュー、どぶ漬けなど、小嶋氏の思う“酒場”を存分に表現。「まるこ」ならではの熱気を味わいに多くのファンが通い、渋谷を代表する名酒場となった。閉店前は13坪の店内で月商1000万円超を売っていたという。

当然、小嶋氏には店をたたむつもりなど毛頭なかったが、物件の都合により同場所で営業を終了せざるを得なくなった。退去に関する交渉を重ねる一方で同じ渋谷エリアで移転準備に奔走し、巡り合ったのが桜丘の同物件だ。「本当はもっと近場が良かったのですが、突然決まったことでバタバタしながら物件を決めました。以前と基本的なコンセプトは変わりませんが、道玄坂と桜丘では客層がガラッと変わる。立地に合わせつつ進化した『まるこ』にしたかった」と話す。

渋谷桜丘、閑静な通りの路面に立地。同社はほか吉祥寺「呑・喰・燃 じぃま」や高円寺「CRAZY×COENZYまんまじぃま」「米のこじま」、浜松町「座魚場まるこ」といった居酒屋を都内で展開するのに加え、青森「炉端酒場だぃつ」「おでん いし井」や沖縄「酒呑気まるこ 那覇」、高知「す」と地方にも出店を行っている

デザインは旧店舗と同じスタジオムーンの乙部隆行氏が担当し、同じ雰囲気を再現。コの字カウンターやどぶ漬け、総菜を入れる冷蔵ケースなど、「まるこ」のアイコンをそのまま持ってきた

店舗データ

店名 酒呑気まるこ
住所 東京都渋谷区鶯谷町4-1 1F

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アクセス 渋谷駅から徒歩6分
電話 03-5784-1626
営業時間 【平日】16:00〜23:00【土】13:00〜23:00【日】13:00〜22:30
定休日 無休
坪数客数 15坪40席弱
客単価 3500円
運営会社 株式会社コジマ笑店
オープン日 2023年9月30日
関連リンク 米のこじま(記事)
関連リンク 座魚場まるこ(記事)
関連リンク 酒呑気まるこ(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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