学芸大学に「焼鳥やおやHANARE」が開業。創業店の火災を乗り越え、新たな客層を開拓！オーナー遊津氏が「今行きたい店」であるカジュアルなカウンター焼鳥、ビブグルマンも視野に入れる

現在は毎日2回転、月商は700万円の見込み。渋谷出店も計画中

開業間もない現在はオープン景気がありつつも、「池尻大橋はよその街から来る人も多かったけど、学芸大学は圧倒的に地元のお客様が多い。『地元に愛される』は既存店と同様のミッションなので嬉しい」と手ごたえを感じている遊津氏。毎日2回転はしており、月商は週１の定休日を入れて700万円をコンスタントに取れる見立てだ。単価から、ビブグルマンを獲得することも一つの目標として掲げているという。

「ここができたことで会社全体の利益も安定するので、よりスタッフの給与や労働環境を整えます。インセンティブ要素を増やしてモチベーションが上がる仕組みを整え、スタッフがスタッフをきちんと教育できるようにしたい」と遊津氏。焼失してしまった「焼鳥やおや」については「再建の見通しは不明瞭だが、可能性があればいつか店がやれれば」とも。さらには渋谷出店も計画中だという。「渋谷は高校生の頃から遊んでいた街で、思い入れがある。ただ、今の渋谷は奥渋谷や百軒店にはいい店は多いけど、渋谷ド真ん中であるセンター街周辺には僕が行きたいと思う店は少ない。そこで、家賃は高いエリアですが空中階のような悪立地ゆえに手ごろな物件を探して、“渋谷のど真ん中で世界一格好いい焼鳥屋を作る”が実現できたらいいなと思っています」と笑う。

写真中央がYAOYA代表の遊津拓人氏。最近はプロデュースの依頼も多いという。写真右がスタッフの高嶋史也氏、左が武田太心氏

（取材＝大関　まなみ）

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