目指したのは、子ども連れも気兼ねなく足を運べるアットホームな店
「THE ALL DAY」があるのは、下町風情が残る曳舟。飲み屋横丁で知られた立石で生まれ育ち、主に東京の東側を生活の拠点としてきた店主・長谷川氏にとってはなじみ深いエリアでもある。前職のHATARAKUには創業時の8年前から参画。2020年に「THE DAY east tokyo」を中心となって立ち上げ、2021年、軌道に乗った同店を買い取るかたちで独立した。長谷川氏がTHE DAY&LIFEsを創業するに当たり、既存店「THE DAY east tokyo」の他にソーセージを作る工房、スタンディングメインの店が作れたらと考えていたのだとか。その全てがまかなえる現物件との出合いは偶然で、「実は、もう少し小さな物件に申し込もうとしていた直前にこの場所を紹介してもらって。最高のタイミングでしたね」と笑顔を見せる。
同店のコンセプトは、“幼い子どもがいるファミリー層も気軽に利用できる店”。「僕自身が曳舟エリアに引っ越してきて感じたのは、浅草や、以前住んでいた蔵前と比べると子どもを連れて行ける店が圧倒的に少ないということ。大型スーパーやファミリーレストランくらいしかないんです。これからファミリー層が増えることが予想されますし、僕も子どもを連れて行けるお店が欲しいな、誰か作ってくれないかなと思って…。だったら、自分が作った方が早いなと思ったんです(笑)」。
内装デザインは既存店も担当した建築事務所HAGISOに依頼。約30坪のゆったりとした店内には、ソファ席やカウンターに加え、「地域の人が集まってお酒を飲み交わしたり、仲良くなれる場所になれば」と、中央にスタンディングで楽しむ大きなハイテーブルを配置した。
アイスクリームを始めたのは、沖縄のとあるアイスクリーム店で見た光景への憧れから。大人も子どもも笑顔でアイスを頬張ったり、ポップアップイベントを目当てに訪れる人がいたり、「そこにはハッピーな空間がありました。アイスは子どもも大人も大好き。パパとママがビールを飲んでいる傍らで子どもがアイスを食べてもいいし、飲んだ後のシメにもいいですよね」と長谷川氏。一方で、熟しすぎてしまったり、傷が付いてしまったりしてそのままでは提供できないフルーツをアップサイクルできる点も魅力であり、「アイデア次第で無限にアレンジができる。その点は、クラフトビールやソーセージとも共通していますね」と語る。
店舗データ
店名 | THE ALL DAY(ザ オール デイ) |
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住所 | 東京都墨田区東向島2-24-14 |
アクセス | 曳舟駅から徒歩3分 |
電話 | 03-6657-4576 |
営業時間 | 平日11:30~14:00、17:00~24:00、土・祝日12:00~23:00、日曜12:00~22:00 |
定休日 | 不定休 |
坪数客数 | 30坪16~40名 |
客単価 | 4000円 |
運営会社 | 株式会社THE DAY&LIFEs |
オープン日 | 2023年7月14日 |
関連リンク | THE ALL DAY (Instagram) |
関連リンク | THE DAY east tokyo(記事) |