DREAM ONやカームデザインを経て独立、“新宿の下町”こと東新宿でドミナント展開中の気鋭のオーナー、「炭火イタリアンIMP（インプ）」をオープン

コロナ禍でニーズのあった販促デザイン事業で独立した後、飲食店を開業

2020年にカームデザインを退職し独立。最初は飲食店の運営ではなく、飲食店の販促まわりのデザインの事業に取り組んだ。「当時コロナ禍になったばかりの頃で、テイクアウトやデリバリーに取り組む飲食店が多かった。そのためのチラシデザインや写真撮影の需要が多かったです」。

その後、物件に縁があり、2021年3月に神奈川・座間に「CAFE NICOLA（カフェ ニコラ）」をオープン。コロナ禍によって出店を見送ることになった企業の物件を夏木氏が引き継いだかたちだ。続いて、スケールメリットを狙い、同年8月には地元兵庫の明石にも同業態「CAFE NICOLA明石店」をオープンした。

2022年４月には東新宿に「炭火と酒と肴 七福八郎」をオープン。「東新宿は狙っていたエリア。有数のターミナル駅である新宿から近いのに、店が少ない。多くの人は飲みに行くとき西新宿に流れてしまいますが、この辺の家賃は西新宿と比べて半額以下。新宿で唯一の“地元立地”だと思っていて、昔から住んでいる人も多い下町です。その上、宿泊客も多くポテンシャルの高いエリアなので、ここでドミナント展開していけたらと考えました」と話す。その読みは当たり、また優秀な店長の存在もあり、想像以上に好調。現在は9.5坪で月商400万円、FLRは 50%台をキープする。

30代～40代の女性をメインターゲットに、グレーなど落ち着いた色合いを基調とした隠れ家感のあるデザインに仕立てた。デザインのディレクションは、前職は設計の仕事をしていた店長の岡部氏が監修。料理の写真を撮った際に映えることも意識したという

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