立川に「LIZARRAN（リザラン）」が開業。パチンコホール運営のニラクが日本でライセンス展開する世界的スペインバル、ピンチョスを主役に街に合わせた自由度の高い店づくりで積極展開中！

魚料理や地場野菜を使ったスパニッシュ。犬連れ客向けに独自開発のドッグフードも

立川店では特に魚料理に力を入れる。「当社の飲食事業部長がもともと和食の料理人で、さまざまな漁港とのコネクションを持っている。三ツ星レストランも仕入れるほどの魚が入ることもあるので、それらをレストランよりもリーズナブルに提供しています」。その時々で仕入れる良質な魚をカウンター前のアイスベッドに並べ、「鮮魚のカルパッチョ 立川野菜とエディブルフラワー」（1種1680円～）、「一尾丸ごと鮮魚のアクアパッツァ」（1680円～）などで提供する。地元、立川の野菜も積極的に活用し、小山農園のカラフルな根菜を使った「西東京農園野菜のカラフルバーニャカウダ」（1680円）や、ランチビュッフェのサラダにも取り入れる。もちろんピンチョスも充実し、「赤パプリカのムースとイクラ」「鶏レバーのムースとイチジクのコンポート」など11品があり各種380円、5種盛り合わせが1680円。手でつまめるサイズ感で、一人で様々な種類を楽しめる。それ以外にも、各種タパスやパエリア、肉料理、デザートまで幅広く用意。

ドリンクにも地元色を打ち出そうと、立飛ホールディングスが近隣で営むブルワリー、「立飛麦酒醸造所」のクラフトビールをタップで用意。「立飛ゴールデンエール」と「立飛ベルジャン・ホワイト」の２種に「アサヒ・スーパードライ」の3種の生ビール、加えてスペインの微発泡ワイン「ペティアン」の4種飲み比べ（1980円）がオススメだ。それらはオリジナルでつくった九谷焼のグラスに注ぐ。「九谷焼は日本の工芸品でスペインとは関係はありませんが、“五彩”と言われるその色使いが、カラフルなスペインの器とイメージが重なりました」（藁谷氏）。ほか、26歳にしてソムリエと酒ディプロマの資格を持つスタッフセレクトによるワインはグラス680円～、ボトル3980円～。車で来店するお客も想定し、スパイスやハーブ、フルーツを使ったノンアルコールカクテル（980円～）、ノンアルコールワイン、ソフトドリンクも手厚く揃えている。ほか、シェリー酒やウイスキーなど。

ランチはピンチョスはじめサラダやパエリアなどが並ぶ3500円のブッフェ、ティータイムは4500円のアフタヌーンティーセットを提供し、時間帯に合った利用シーンを提案。また同店が力を入れるのが犬用メニュー。獣医師監修で塩分や栄養素を計算し、ひとたび見た目は人間の料理と遜色のないピンチョスやパエリア、ケーキ（セット980円~）を用意している。「お子様連れをターゲットにした店は施設内に多くあるので、私達はあえて犬連れに照準を当てました。昭和記念公園に散歩に来る犬連れの方も多いんですよ」と藁谷氏は話す。

メニュー表の先頭には魚料理を並べ、アピール。ブイヤベースや香草焼き、魚介のパエリアなども

「LIZARRAN」の代名詞、ピンチョス。ランチビュッフェではピンチョスをずらりと並べ、好きなものをチョイスできる楽しさを演出

店舗データ