「どのネタも同じ衣や味付け」である“天ぷら”に着目!
good-eyeの代表の目良慶太氏は、サイバーエージェント出身の起業家。現在もIT系の事業をメインに展開するが、旧知の仲である「Bistro Rigole」(現在は閉店)のオーナーシェフ、亀谷 剛氏とともに、2022年10月、渋谷百軒店に「KAMERA」をオープンした。フレンチをベースに多国籍な要素を組み込んだ独創的な焼売と、茶葉ごとに味わいの違いを楽しめるウーロンハイを打ち出した立ち飲みだ。20代を中心としたスタッフのフレンドリーな接客も相まって、夜な夜な渋谷の若者が集う、新たなトレンドスポットとして認知が広がっている。業態づくりは、コンセプトは目良氏が発案し、亀谷氏がそれをレシピに落とし込むスタイル。腕利き料理人の力に、異業種の視点を取り入れる、そんな店づくりがヒットの要因だ。
そんな彼らのタッグ第二弾となる「テンキ」は、“天ぷらとワイン”をメインコンテンツに据えた。天ぷらに着目した理由について、目良氏はこう話す。「天ぷらは日本でポピュラーな食べ物で、特に近年では天ぷらをウリにしたネオ酒場も増え、人気の高まりを感じていました。ただ、多くの天ぷらはどのネタも使う衣は同じで、しかも味付けはすべて天つゆか塩なのでメリハリがない。そこで、ネタごとに衣や味付けを変化させた天ぷらがあったら面白いのでは、と考えました」と目良氏。
目良氏が業態づくりで大切にしているのは、「世の中で認知はあれど、まだバリエーションがないものに“差”をつけて、新しい価値を提案すること」。これは「KAMERA」を作った際も同様で、「広く一般化された料理でありながら、食材やレシピで差を付けている店がほとんどないという点では、天ぷらも焼売も同じ」と話す。
店舗データ
店名 | テンキ |
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住所 | 東京都渋谷区桜丘町29-27 エクセレンスビルディング桜丘町2F |
アクセス | 渋谷駅から徒歩10分 |
電話 | 03-6427-0503 |
営業時間 | 17:00~24:00 |
定休日 | 不定休 |
坪数客数 | 13坪24人(着席、立ち飲み含め) |
客単価 | 6000~7000円 |
運営会社 | 株式会社good-eye |
オープン日 | 2023年2月7日 |
関連リンク | KAMERA(記事) |
関連リンク | テンキ(Instagram) |