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神保町に「あの字」がオープン。「安くて楽しい、毎日来たくなる」立ち飲み。原価率100%の目玉商品にセルフ式ドリンク、お客任せの会計システムなど型破りな店づくりは必見!

12月12日、神保町に立ち飲み「あの字」がオープンした。同じく神保町にある「あつ盛」の2号店で、「安くて楽しい、毎日来たくなる。みんなのプラットフォーム」を打ち出す立ち飲みだ。採算度外視のメニューにセルフ形式のドリンク、お客任せの会計システムなど、「あつ盛」同様の型破りな店づくりは必見。何より“リピート”を大事にする店主の中村篤典氏による、「毎日来たくなる」仕掛けも満載だ。


採算度外視の商品&店主の接客力で、1号店は瞬く間に繫盛店に

神保町駅すぐの裏路地にオープンした「あの字」。ここから徒歩5分ほどにある「あつ盛」の2号店だ。

まずは1号店の「あつ盛」について説明したい。同店は単価1800円、「毎日でも立ち寄れる店」をコンセプトに、連日多くの人が集う立ち飲みだ。人気の秘密は採算度外視の商品に、店主・中村篤典氏の接客力。原価率200%の刺身の盛り合わせ「あつ盛」(1人前400円、2人前600円、3人前1000円)をはじめ、内容に対して恐ろしいほどに安価な料理の数々。そして、ちょっとした声かけやクスっと笑ってしまう仕掛けが散りばめられたアットホームな雰囲気が魅力だ。そして驚くべきは会計システムで、お客は自身が注文した品の値段を自ら計算し、卓上にあるカゴへ代金を入れる。おつりも自身で計算して取り出すという性善説に頼った完全セルフシステム。「最初は不安もありましたが、何だかんだで計算は合っている。このシステムを面白がってくれる人も多いです」とは中村氏。こうしたオペレーション削減により、先述の低価格を実現。加えて、新規客に常連客がこのシステムを説明するようになり、初めてのお客もすぐに打ち解けられるなど、お客同士のコミュニケーションが促進されることも人気に輪をかけている。

この「あつ盛」は、コロナ禍真っただ中の2022年6月、靖国通りと専大通りが交わる角地の好立地にオープン。もともとは美容師として働いてた中村氏だが、飲食業へ転身。「心」「馬場六区」など居酒屋を展開するRHグループで8年半活躍した。その後、コロナ禍で貸し手が決まらず大家が困っていた同物件に巡り合い、「あつ盛」をオープンした。

視認性抜群の好立地である「あつ盛」に対して2店舗目となる「あの字」は薄暗い路地裏で、縄のれんをかけた落ち着いた佇まいが対象的だ。

店舗データ

店名 あの字
住所 東京都千代田区神田神保町1-16-11助六ビル1F

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アクセス 神保町駅から徒歩1分
電話 070-1205-1128
営業時間 17:00~23:30(LO23:00)
定休日 月・木 ※臨時休業あり
坪数客数 6.3坪18人
客単価 2200円
オープン日 2022年12月12日
関連リンク あつ盛&あの字(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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