初台に「toi toi toi（トイトイトイ）」がオープン！「てんてんてん初台店」を受け継いだオーナーは個性豊かな酒とつまみを揃え、ボーダーレスに人が繋がる店を目指す

ワイン×和食など、意外な組み合わせも楽しんでほしい

今のところ、内装は以前のままだが、「てんてんてん」が角煮と純米カップ酒をメインとしていたのに対して、コンセプトを“お惣菜バル”に変更。「今日のお惣菜」と称された手書きメニューに記されたつまみは、前菜から刺身、肉、揚げ物、〆のごはんものやスイーツまで、なんと50種類以上！　これらを毎日ひとりで仕込んでいるというからすごい。

お惣菜は、その日手に入った食材や季節感なども取り入れながら随時変わっていくといい、取材当日は「スモークサーモンと切干大根柚子胡椒風味」（500円）、「カキとセリの白味噌仕立て」（500円）、「チリビーンズ」（パン付き500円）、「ゴルゴンゾーラ椎茸」（1個300円）、「ラザニア」（600円）など、国籍やジャンルにとらわれないさまざまな料理が並んだ。豊洲市場まで買い付けに行くというコトブキフーズのフレッシュチーズ（1種450円）がリーズナブルに楽しめるのも魅力だ。

一方、アルコール類は、以前から人気の日本各地の純米カップ酒（ほぼ900円）をはじめ、方南ローカルグッドブリュワーズ（1200円）や箕面ビール（950円）、志賀高原ビール（1000円～）といったクラフトビール、立花氏が以前から好んで飲んでいるという自然派ワイン（グラス700円～）、自家製酒をベースにした「レモンジンソーダ」（700円）や「コーヒー焼酎」（600円）など個性豊かなラインナップ。

「ワインも日本酒も、同じ産地で作られた食材が合うといわれていますが、わかりやすく日本酒×和食、洋酒×洋食を合わせるだけでなく、自由に組み合わせられたら面白いんじゃないかなと思ったんです。例えば、スペインの豚の煮込みには、カツオ出汁のような風味があるから日本酒も合いそう、とか。遊び感覚でいろんなお酒とおつまみの組み合わせを楽しんだり、ちょっとした旅気分を味わっていただいたり、お酒の好みが違うお友達と一緒に食事したり…いろいろ楽しんでいただけたら嬉しいですね」。

旬の食材を組み合わせた「カキとセリの白味噌」。カップ酒は燗で楽しむこともできる

自然派ワインのラインナップも充実。グラスはボトルが空になるたびに新しい銘柄を開けるという

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