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西荻窪に「#18(OHAKO)」がオープン。ショーケースに並ぶイタリアン前菜や自家製チェッロが名物の立ち飲みバル


憧れの上司と並び立つことを決意し、独立へ。福岡の人気店のアイデアをインプットした店づくりも

もともと独立志向が強かった安達氏は、青木氏がイタリアンイノベーションクッチーナの取締役社長に就任した頃から、自店舗開業への想いをさらに強めていった。「社長になってからの青木さんは、作りたい店をどんどん作っていた。その姿がとても眩しくて、“一緒に働きたい”という気持ちよりも“並びたい”という気持ちが強くなったんです。同じ会社にいては、追いつくことはできない。でも、外に出れば追いつけるかもしれない。だから、今こそ自分の店を開こうと思って」。こうして安達氏は18年勤めた同社を退職。独立開業に向けて動き始めた。「物件に関しては、広さ10坪、路面店という条件だけ決め、候補地を幅広く設けて探しました」と、安達氏。上石神井や大森、神保町など、都内の様々な場所で物件が出てきたが、なかなか条件に合うものが見つからない。そんな中、西荻窪で好条件な店舗情報が出た。「残念ながら、その物件は条件の詰めの段階で流れてしまいました。しかし、その後すぐに同じく西荻窪で物件情報が出たんです」。もとは重飲食ができない物件だったが、ダクトとグリストラップを設置することでクリア。業態は、自身の経験値として積み上げてきたイタリアンをベースに、スペインなどの町場で見られる、気軽でカジュアルな立ち飲みバルに。また、カウンターにはショーケースを設置し、看板である日替わり前菜をズラリと並べるスタイルを取り入れた。これは、福岡市の立ち飲み店「岩瀬串店」のオマージュだ。「テレビ番組で観たとき『すごくかっこいいな』と感じて。実際に福岡の店舗も見に行って、このスタイルで行こうと決めました」。目の前に品が並んでいることでオーダーの促進に期待ができることはもちろん、ほぼ調理済みであるため提供時間の短縮にもつながる。立ち飲みスタイルの長所であるお客同士の会話も後押しし、接客のリソースも軽減。オペレーションの効率化につながると安達氏は考えた。こうして11月15日、安達氏は「#18」を開業した。

コの字に近い、厨房を囲むかたちのカウンター。ショーケースの前菜の色が映えるよう、内装はグレーを基調にした

店舗データ

店名 #18(OHAKO)
住所 東京都杉並区西荻南3-15-9

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アクセス JR中央線西荻窪駅南口より徒歩1分
電話 080-1386-9220
営業時間 【火〜土】17:00~23:30、【日】15:00~22:30
定休日 月曜日
坪数客数 約9.5坪 スタンド20名
客単価 2500円
オープン日 2022年11月15日
関連リンク #18(OHAKO)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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