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松見坂に「808labo(ヤオヤラボ)」が開業。“ハイブリット”なつまみが楽しいカウンター居酒屋の真の目的は、「社員修業の場」として料理のレベルアップを図る実験的店舗!?

10月10日、「808labo」がオープンした。池尻大橋で「焼鳥やおや」と「リバーサイドヤオヤ」を展開するYAOYA(東京都目黒区、代表:遊津拓人氏)の3店舗目は、多彩なジャンルを居酒屋に落とし込んだハイブリットなつまみを提供するカウンター居酒屋だ。同時に、「社員修業の場」としても位置付けており、料理人として経験豊富なシェフ、志摩倖司氏のもと、スタッフの料理のレベルアップを図る狙いで出店している。今後はコンサルやレシピ提供などの店舗外での事業の拡充や、海外出店も視野に入れ、さらなる飛躍を目指す。


池尻大橋の人気焼鳥店の3店舗目は、どの駅から遠い住宅街に出店

今や押しも押されもせぬ繁盛店としてその名をとどろかせる「焼鳥やおや」は、2019年、アサヒビールの営業マンから飲食業に転身した遊津拓人氏が創業。瞬く間に予約が取りにくい人気店となったことから、2020年11月には予約不可の立ち飲み「リバーサイドヤオヤ」も出店した。現在、月商は「焼鳥やおや」と「リバーサイドヤオヤ」合わせて1500万円ほどで推移する。「808labo」は、そんなYAOYAグループの3店舗目。既存2店舗はそれぞれ池尻大橋駅から徒歩5~8分ほどの場所だったが、今回は駒場東大前、神泉、池尻大橋の各駅から徒歩10分ほど、「松見坂」交差点近くの淡島通り沿いの路面だ。駅から離れ住宅が広がるエリアだが、地域密着の飲食店も散見される。

「これまで焼鳥店を2つ展開してきましたが、焼鳥は仕込みが串打ちに特化しているため、一品料理の開発に費やせる時間が少ない。次は旬の食材を意識して料理をできる店にしようと思っていた。同時に、今後の展開を見据えると会社全体で焼鳥も含めて総合的な料理人としてのスキルアップを図りたかった」と遊津氏は話す。

そうした思いに加え、料理人の志摩倖司氏の存在が今回のカギとなった。フレンチレストランにはじまり、イタリアンバル、スパニッシュ、アメリカンダイナーなど多岐にわたる飲食店で腕を磨き、店舗の立ち上げや商品開発の仕事もこなしてきた人物だ。「僕が独立前に働いていた居酒屋『ネクストバッターズサークル』でシェフを務めていたのが志摩さんで、料理人としての腕には信頼を寄せていました」。いつかおもしろいことをやろう、と話していた両者。そこで、志摩氏の手ほどきのもと料理の技術を高められる、“社員修業の場”としての店をやろうと動き出した。

もともとテイクアウト専門店だった物件。駒場東大前、神泉、池尻大橋のどの駅からも遠いが、タクシーで来るお客も多いという

店舗データ

店名 808labo(やおやラボ)
住所 東京都目黒区大橋2-8-18

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アクセス 駒場東大前駅、神泉駅、池尻大橋駅からそれぞれ徒歩10分
電話 03-6416-8084
営業時間 17:00~24:00
定休日 不定休
坪数客数 7.5坪最大15席
客単価 7000円
運営会社 株式会社YAOYA
オープン日 2022年10月10日
関連リンク 焼鳥やおや(記事)
関連リンク リバーサイドヤオヤ(記事)
関連リンク 808labo(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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