酒屋ならではのドリンクの品揃え。昭和時代に愛されていた復刻品「徳田ビアー」も
メニューについては、「酒屋から始まった店なので、あくまでお酒がメイン。居酒屋チェーンとは違う、酒屋ならではのこだわりを感じてほしい」と太田氏は胸を張る。メニュー表はフードとドリンクで分けられているが、ドリンクのメニュー表の方が一回り大きいサイズであることも酒屋としての矜持だ。
「生ビール」(430円)は「アサヒスーパードライ」を500mlジョッキで提供。大瓶でも「アサヒスーパードライ」「サッポロラガー(赤星)」「キリンクラシックラガー」「サントリー ザ・モルツ」(各540円)と各社のものを用意。「チューハイ」は「プレーン」「レモン」「ゆず」など、各種3サイズで用意しており、普通390円、大きめ490円、メガ590円。「大阪らしく『サワー』ではなく『チューハイ』。ただ、大阪の店舗ではウォッカをベースにしていますが、東京ではウォッカの甘さが好まれないと思って焼酎を使っています」と太田氏。炙った鯛の骨をとびきり燗に浸した「鯛の骨酒」(480円)は、鯛の旨みが日本酒に広がり、のん兵衛にはたまらない一杯だ。純喫茶のクリームソーダをイメージし、アイスクリームを浮かべた「メロンフロート酎ハイ」(540円)は「レトロな雰囲気を感じてほしい」(太田氏)という遊び心からの品。ほか、ハイボールやウイスキー各種、焼酎なども揃う。日本酒のラインナップも見どころで、各種430~670円。一番人気は地元である大阪の池田で醸される「呉春」(570円)で、東京では流通がないためわざわざ大阪から取り寄せているという。
また、今回の東京出店では、改めて「徳田酒店」の歴史を振り返り、同店の歴史を感じるドリンクも用意。その一例が、ビールと日本酒を合わせた「徳田ビアー」(430円)。昭和初期の角打ち時代、店の近くで松下電機の工場を建設していた際に作業員たちが「安く早く酔える」飲んでいた品だ。当時はビールと日本酒が1:1だったが、アルコール度数が高すぎるため日本酒の比率を減らし、今回の出店に際し再登場した。
店舗データ
店名 | 徳田酒店 有楽町店 |
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住所 | 東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館 地下1階 |
アクセス | 有楽町駅、銀座一丁目駅から徒歩1分、銀座駅から徒歩3分 |
電話 | 090-3483-6999 |
営業時間 | 11:00~23:00(ランチ11:00~14:00) |
定休日 | 年末年始、ビル休館日 |
坪数客数 | 32坪56席 |
客単価 | 2200~2300円 |
運営会社 | 株式会社竹茂 |
オープン日 | 2022年7月1日 |
関連リンク | 創業明治23年の看板を背負った徳田酒店が人気店になるまでのヒストリー!(記事) |
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